鹿児島県姶良市・さつま町
■萩原遺跡竪穴式石室墓
姶良市永池町の萩原遺跡から出土した竪穴式石室が、現在姶良市歴史民俗資料館に移築復元されています。1.35×0.7×0.55mの大きさで、内部に木棺が置かれていたと考えられています。奈良・平安期の築造と思われます。
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さつま町永野下別府53番地、国道504号線沿い、株式会社アクシーズ薩摩工場の向かいにあります。昭和42年に当時の県道工事で2基の地下式板石積石室が見つかりましたが消滅。その後、昭和44年に隣接する農地から6基の地下式板石積石室が見つかり、現在史跡公園として整備公開されています。遺構は円形の土壙に板石を埋め込んで石室を造り、埋葬後、土で埋めた上に板石で覆い、その上をさらに土で覆っています。公園の南側にも1基石材が見えています。五世紀頃の築造です。
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あまり知られていないのですが、国道を挟んだ北側にも7号墳があります。国道の北側の開発中に発見され、現状保存されました。しかし、周囲を削平、整地され、地下式板石積石室が墳丘のような状態になってしまっています。
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さつま町鶴田東湯田原、旧鶴田町役場の南500mの農地の中にあります。現状で径5mの円墳で、内部に板石積石室が埋まっていました。地下式ではない板石積石室は(多分)ここだけです。石室は径2.4mの円形に並んだ側石の上に板石を二〜三段に積んだ構造で、板石積みの間から鉄製武器が見つかっています。五世紀代の築造です。
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