兵庫県赤穂市の古墳


野田桐谷2号墳

 県指定史跡。赤穂市有年楢原の山腹にある墓地にあります。玄門部が板石で構築された特徴的な横穴式石室でほぼ完存しています。

木虎谷古墳群 【管理人推薦】

 赤穂市有年原の原小学校裏の竹林一帯に15基分布しますが、見学しやすいのは1、2号墳のみです。小学校すぐ裏から竹林に入っていくと、すぐ1号墳があります。現存で径10mほどの円墳で石室は羨道が失われていますが、現存長5mほどで、奥壁の鏡石は2石を横に並べています。さらに山道を進むと、小石室が露出した円墳があります。2号墳は1号墳の東50mの民家裏の竹林中にあり、全長9.5mの両袖式大型石室が開口しています。玄室長5.3m、幅2.2m、高さ2.4mの規模で厚さ0.45mの巨大な石棚がはめ込まれています。すぐ南の民家庭に11号墳の石室が半壊しており、2004年に現地説明会が行われました。

1号墳

1号墳玄室

2号墳、県史跡、径20m近い円墳

2号墳玄室、巨大な石棚がある

2号墳玄門

1号墳の奥にある小石室

11号墳石室、2004年に現地説明会開催

塚山古墳群

 赤穂市有年牟礼、木虎谷古墳群の東1kmの山林中にあり、牟礼の集落から北の谷間を進むと、6号墳の説明板が道路沿いにあります。鹿避けフェンスに囲われていますが、扉を開けて入っていけます。19基からなる群集墳ですが、盟主墳の6号墳を中心にして、約12基ほど確認できます。6号墳(県指定史跡)は外護列石の残る大型方墳で、横穴式石室は全長11.4m、羨道長4.6m、幅1.4m、高さ1.7m、玄室長6.8m、幅2.5m、高さ2.4mの右片袖式で、玄室中央に板石で間仕切を設けて、前後2室に区画しています。6号墳以外は仮称です。

1号墳

1号墳石室、さすがに入れません

2号墳

2号墳の中規模石室

3号墳

3号墳石室

4号墳、石材一部のみ残存

6号墳

6号墳前室

6号墳奥壁

6号墳間仕切

7号墳

7号墳小型石室

8号墳

8号墳小型石室

半壊した石室

半壊した石室

周世宮裏山古墳群

 赤穂市周世(すせ)の八幡神社東の道を北に進むと山林が少し開けた斜面があり、斜面一帯に27基群集しています。JR有年駅からまっすぐ南に山越えしたところです。墳丘がほとんど流失していて、分布図がないとどこに古墳があるのかわかりません。径4〜6mの小円墳がほとんどですが、小さいながら特徴的で、墳丘の前面が直線になっていて、正確には馬蹄形をしています。主体部はすべて3〜5mの小型の横穴式石室で、保存状態の良い石室も多く残っています。

  分布図 

12号墳

23号墳

22号墳

25号墳

尾崎大塚古墳 【管理人推薦】

 赤穂市尾崎、千種川河口の赤穂御崎に近い、瀬戸内海を望む尾根上にあります。県道32号線で市街から海に向かうと、海の見える位置で道が左右に分岐します。そのすぐ左上にある弥生山荘のとなりです。径20mくらいの円墳で、海に向かって開口する全長約10mの大型の両袖式石室が完存しています。

 

「日本の古代遺跡」で大塚古墳として紹介されている古墳

奥壁

玄門部

古墳から見た風景

小島1号墳

 赤穂市坂越の東端、相生市との境近くの県道沿いに標識が出ており、そこから100mほど登っていった山林内の斜面にあります。北に開口する横穴式石室は全長4.9m、玄室幅1.25m、高さ1.6mの左片袖式で、天井石が露出しています。小型の石材を積み上げた側壁が奇跡的に良く残っています。

 


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