群馬県安中市南部の古墳
■野殿天王塚古墳 【管理人推薦】【市史跡】
安中市野殿569、東邦亜鉛安中製錬所の南東丘陵上の桑畑の中にあります。径21mの円墳で、大型の横穴式石室が南に開口しています。全長11.18m、玄室長5.24m、幅2.3m、高さ2.2m、羨道長6m、幅1.1〜1.5mの両袖式で、自然石乱石積み、羨道が途中から、高さ、幅とも大きくなり、前室のようになっています。七世紀初め頃の築造と考えられています。北側にも大きな円墳がありますが詳細不明。
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安中市安中三丁目の蓮久寺南にあり、墳丘上は稲荷神社となっています。石段脇に横穴式石室が開口。全長8m、玄室長4.4m、幅1.5m、高さ1.7m、羨道長3.4m、幅1m、高さ1.3mの両袖式で、自然石乱石積み、天井の一部はコンクリートで補修されています。
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安中市安中一丁目の新島襄旧宅の裏にあります。低い墳丘上には石碑が建っており、横穴式石室内には稲荷社が祭られています。石室は自然石乱石積みの小規模なものですが、奧側は良く残っているようです。
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2018年に国史跡に指定されました。安中市簗瀬、碓氷川北岸の河岸段丘に築かれた全長140m、墳丘長78m、後円部径52mの前方後円墳で、基壇上に築かれています。発掘調査で二重の周堀と、前方部南西隅に張り出し部が見つかっています。葺石があり、基壇テラスに円筒埴輪が巡らされ、横穴式石室が南に開口しています。全長11.5m、玄室長4.2m、幅2.3m、高さ2.1m、羨道長7.3m、幅0.9mの両袖式で、狭長な羨道途中と玄室で二段に床が低くなっています。壁面はすべて輝石安山岩の軽石を乱石積みし、奥壁も巨石を使用していません。玄室は、ほぼ全面にベンガラが塗られ、現在も、鮮やかに色彩が残っていて幻想的ですらあります。若田大塚古墳の竪穴式石室と構造がよく似ていて、六世紀前半の県内の横穴式石室の受容期を代表する大型石室です。なお、石室の前にあった地主さんの民家はすでになく、市道が建設されていましたが、この市道が古墳の一部を破壊していたことが最近発覚しました。現在、古墳は史跡整備されてガイダンス施設もできましたが、石室には入れなくなったらしいです。
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旧松井田町人見の県道213号線沿いに11号墳があり、横穴式石室が開口しています。玄室長3.3m、幅1.7m、高さ2mの両袖式で、自然石乱石積み。奥壁は二段で、後世に再利用されたために、一部改変の跡があります。すぐ北側にある10号墳は、羨道が狭いですが、保存状態の良い横穴式石室が開口しています。玄室長3.2m、幅2.1m、高さ1.8m、羨道長2.2m、幅1mの両袖式で、玄室は胴張り、ドーム状に川原石を積み、奥壁は巨石二段、床には礫が敷かれています。
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