1号墳は五世紀の造出付き帆立貝式古墳と判明


兵庫県赤穂市有年原・蟻無山古墳群

 2011年4月23日 現地説明会/赤穂市教育委員会

 蟻無山古墳群は千種川を見下ろす丘陵上に築かれた3基からなる古墳群で、うち、1号墳は兵庫県指定史跡ですが、未調査で、墳丘の形や規模も不明瞭でした。近年、森林空間総合整備事業に伴い、古墳周辺が間伐されたため、墳丘の状況がかなりわかりやすくなりました。そこで、今回、古墳群の測量調査が行われ、墳丘の形や規模があきらかになりました。1号墳は全長52m、後円部径44m、前方部幅18mの中期の帆立貝式古墳で、段築、造出、葺石が確認できます。表面採集では初期須恵器、円筒埴輪、朝顔形埴輪、形象埴輪(鳥、盾、蓋、家、馬、船、靫)が見つかっています。馬形埴輪は最古レベルのものです。また、スイジガイの紋様が描かれた埴輪は、ほとんど類例がありません。隣接する2号墳は径10mの円墳、3号墳は径7mの円墳です。

  前方部から後円部

後円部から前方部

後円部のテラス、葺石が散乱

2号墳

3号墳


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