三重県伊賀市・浅子谷古墳群

最大の石室周りに小石室群を検出


浅子谷古墳群高尾北支群1、2号墳、6〜10号墳(三重県伊賀市三田字高尾) 

 現地説明会2009年9月12日/三重県埋蔵文化財センター

 国道422号線三田坂バイパス工事に伴う、浅子谷古墳群の調査が09年度上期も継続して実施。前年度の3、4、5号墳に引き続き、1、2号墳が調査され、その周囲から新規に6〜10号墳の小石室群が発見されました。1号墳は径12mの円墳で、山側は周溝で区切り、谷側は外護列石で土砂の流出を防いでいます。横穴式石室は天井石を失っていますが、玄室長3.6m、幅1.4m、高さ2.4m、羨道長4.2m、幅1mの右片袖式です。2号墳は径14mの円墳で、石室は元から開口していましたが、玄室長4.2m、幅2.2m、高さ2.7m、羨道長5m、幅1.6mの右片袖式で、玄室は敷石も含めて完存、伊賀でも有数の大型石室です。1号墳南にある6号墳は2.5m×1.1mの小石室で床面には遺物が良く残っていました。隣りの7号墳は1.2m以上×0.4mの超小型石室、8号墳は1.4m×0.7m×0.9mの小石室が未盗掘で完存していましたが、遺物は鉄鏃3個だけでした。棺台が原位置に残っています。9、10号墳も小型の石室で、調査区外にまたがるため未調査で保存されることになりました。

1号墳、谷側に外護列石が巡る

1号墳玄室

2号墳

2号墳玄室

6号墳

7号墳

8号墳

9号墳

10号墳


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