福岡県豊前市・築上町・吉冨町の古墳


堂がへり古墳群

 

 椎田道路築城インターの南西1km、築上町船迫の国史跡・船迫窯跡公園内に、4基からなる堂がへり古墳群が保存されています。下から4〜1号墳の順に並び、いずれも径10mほどの円墳で、横穴式石室を主体部としています。4号墳は天井石を失った玄室が露出しています。3号墳の石室は、幅が狭く、側壁が倒れてきています。2号墳は施錠されていますが、保存状態は良さそうです。床には敷石があります。1号墳も保存は良さそうですが、玄室は埋められています。七世紀後半に築かれ、被葬者は船迫窯跡との関係が考えられます。

4号墳、玄室奥壁

4号墳、玄室奥から

3号墳

3号墳石室、幅が狭い!

2号墳、石室は施錠

2号墳石室内部

1号墳

1号墳石室内部、玄室は埋まっている


黒部古墳群 【装飾古墳】

 

 県史跡。豊前市松江1100-1、豊前松江駅南500m、海を見下ろす丘陵上の住宅地の中にあり、高杉公民館の前に古墳公園として保存されています。六世紀末〜七世紀中頃に営まれた10基からなる古墳群ですが、公園内には3基保存されています。北端の2号墳は11.1×14.6mの長方形墳で、七世紀初めの築造です。小型の横穴式石室が露出しています。中央の3号墳は径23mの円墳で、六世紀末の築造、群中最大規模です。南端の6号墳は径16.2mの円墳で、主体部は天井石を失った複室構造の横穴式石室です。後室左側壁と左右玄門に大小五隻の船や円紋が刻まれています。船はゴンドラ状で、船首と船尾が描き分けられ、帆柱、櫂、船室なども表現されています。

2号墳石室正面

2号墳石室奧から

2号墳玄室奥壁

3号墳

6号墳

黒峰尾古墳群

 豊前市指定史跡。豊前市松江1084、黒部古墳群のすぐ南側の東向き斜面にあり、現存4基ですが、元々は黒部古墳群と同一の古墳群です。なぜに県史跡と市史跡に分かれてしまったのでしょうか?残されているのはすべて径10mくらいの円墳で、仮称2号墳は墳丘中央が大きく抉られ、石材が露出しています。10号墳は椎田道路建設で消滅しました。

最も北側の仮称1号墳

仮称2号墳、石材一部残存

仮称3号墳

仮称4号墳


天仲寺古墳

 吉冨町指定史跡。吉冨町広津の天仲寺公園内(天仲寺山南斜面)にあり、山頂から少し下ったところにあります。二重周溝を持つ三段築成の円墳で、横穴式石室が南に開口。全長9.7m、後室長4.1m、幅3.2m、高さ2.6m、前室長0.8m、幅2.7m、高さ1.8mの大型の複室構造で、後室には花崗岩の巨石を使用しています。

石室開口部

前室、奥行きはない

後室奥壁、巨大な一枚石、右上に何か描かれています

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広運寺古墳

 吉冨町広津、天仲寺公園の北側、広運寺の裏山も公園になっていて、その一画にあります。墳丘はまったくなく、横穴式石室の基底部が露出しています。詳細はわかりません。

玄室奥壁

奧から


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