福井県福井市の古墳


足羽山古墳群

 県史跡。福井市の足羽山一帯に分布する前方後円墳1を含む61基からなる古墳群で、そのうち、首長墓と見られる大型の古墳からは地元産の笏谷石製の石棺が多く出土し、畿内との交流をうかがわせる遺物が多く出土しています。

 ■山頂古墳

 足羽山の東端の山頂にある径60mの大型円墳で、墳頂には現在、継体天皇の巨大な石像が建てられています。そのすぐ下あたりにあった竪穴式石室から地元産の笏谷石製の舟形石棺が出土しています。棺身には直弧文が線刻されていて、現在は福井市立郷土歴史博物館に展示されています。

 ■饅頭山古墳群

 足羽山古墳群のうち、足羽山の西に突き出した支尾根上にあり、隣接する2基が古墳公園として整備公開されています。1号墳は径28m、二段築成の五世紀中頃の円墳で墳頂がすでに削られていましたが、石棺を直葬していたようです。2号墳は六世紀終わり頃の径12mの円墳で、南西に横穴式石室が開口しています。

1号墳

2号墳

水切古墳群 【管理人推薦】

 市史跡。福井市水切町の川西中学校西側の林の中に1、2号墳、北側の稲荷神社石段脇に3号墳があります。

 ■1号墳

 後円部径約20mの前方後円墳で、横穴式石室は全長約11m、玄室長4m、幅1.8m、高さ2.1m、羨道長6.1m、幅1.6m、高さ1.7mの左片袖に近い両袖式で、市内では最大の規模です。石室内には石仏が祭られています。

 ■2号墳

 径15mの円墳で、横穴式石室は全長9m(残存6m)の左片袖式ですが、羨道はほとんど失われています。奥壁に如来像が彫刻されています。

 ■3号墳

 墳形は不明で、神社の石段脇に横穴式石室が開口しています。切石積みの整美な石室で終末期の築造と見られます。

免鳥長山古墳

 福井市免鳥町、日本海を望む丘陵先端に築かれた5世紀初めの全長90.5mの帆立貝式古墳で、二段築成、造り出しが2ヶ所にあります。斜面には葺石がよく残り、テラスには円筒埴輪が並べられていました。発掘調査により石棺の蓋が破壊された状態で見つかりました。蓋石の表面には二段の鋸歯文と同心円文が浮彫されており、いわゆる装飾古墳です。木棺も直葬されていたようです。石製品が多く出土し、特に環頭形石製品は全国的にも珍しい物です。周辺は8基からなる免鳥古墳群を形成しています。

麓から見た所

墳頂から造り出し部を見る


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