静岡県県袋井市の古墳
■能光寺境内古墳
袋井市高尾小野田の能光寺墓地にあります。お寺は最近、丘の上に新築されたようです。北に派生した尾根上に築かれた円墳ですが、墳丘は大きく破壊され、横穴式石室の鏡石と側壁の一部だけが残されています。
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■大門大塚古墳
県史跡。袋井駅東徒歩5分、大門西バス停前にあります。径25m、高さ4.5mの円墳で、主体部は川原石を積み上げた横穴式石室ですが、現在埋め戻され、天井石だけが露出しています。
■長者平古墳群
袋井市豊沢北方長者平、丹生神社から東の茶畑にかけての丘陵上に分布する20基からなる古墳群ですが、明確に古墳とわかるものは神社境内に残る4基です。本殿西にある20号墳は全長20mほどの前方後円墳で、良好に残っています。墳頂は陥没しています。石段を登ったすぐ右側に小円墳があります。そこから奧の林の中へ入ると、2基の円墳がありますが、いずれも中央が大きく陥没していて、奧側の古墳に少し石材が残っています。
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■宇刈横穴墓群
袋井市宇刈の県道掛川山梨線沿いにあります。5群に分かれ、現存81基ですが、見学はしにくい状況です。一部に線刻壁画が見られます。
■宇佐八幡内古墳群
袋井市国本の宇佐八幡神宮境内にあります。東側の林の中にある1号墳は全長30mほどの前方後円墳、本殿裏の崖の上にある2号墳は径10mほどの円墳で、ともに保存状態は良好のようですが、詳細は不明です。
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■石ノ形古墳
袋井市国本。上記の宇佐八幡神宮の南200mの道路脇にあります。径15mほどの円墳と思われますが、現状はかなり改変されています。
■菅ヶ谷横穴墓群
袋井市国本の静岡カントリー袋井コースの中にありますが、ゴルフ場内を通るハイキングコース沿いにあり、見学は自由にできます。ゴルフ場北東の端近くに入り口があり、標識が出ています。16群94基が確認されていて、前道、羨道、玄室からなり、奥壁は三角形で棺台が設けられています。
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