静岡県県袋井市の古墳


能光寺境内古墳

 袋井市高尾小野田の能光寺墓地にあります。お寺は最近、丘の上に新築されたようです。北に派生した尾根上に築かれた円墳ですが、墳丘は大きく破壊され、横穴式石室の鏡石と側壁の一部だけが残されています。

墳丘はかなり破壊

奥壁付近がお墓に利用されている

大門大塚古墳

 県史跡。袋井駅東徒歩5分、大門西バス停前にあります。径25m、高さ4.5mの円墳で、主体部は川原石を積み上げた横穴式石室ですが、現在埋め戻され、天井石だけが露出しています。

  

長者平古墳群

 袋井市豊沢北方長者平、丹生神社から東の茶畑にかけての丘陵上に分布する20基からなる古墳群ですが、明確に古墳とわかるものは神社境内に残る4基です。本殿西にある20号墳は全長20mほどの前方後円墳で、良好に残っています。墳頂は陥没しています。石段を登ったすぐ右側に小円墳があります。そこから奧の林の中へ入ると、2基の円墳がありますが、いずれも中央が大きく陥没していて、奧側の古墳に少し石材が残っています。

前方後円墳の20号墳

石段脇の円墳

林の中の円墳

左の円墳の奧にある円墳

宇刈横穴墓群

 袋井市宇刈の県道掛川山梨線沿いにあります。5群に分かれ、現存81基ですが、見学はしにくい状況です。一部に線刻壁画が見られます。

 

宇佐八幡内古墳群

 袋井市国本の宇佐八幡神宮境内にあります。東側の林の中にある1号墳は全長30mほどの前方後円墳、本殿裏の崖の上にある2号墳は径10mほどの円墳で、ともに保存状態は良好のようですが、詳細は不明です。

石ノ形古墳

 袋井市国本。上記の宇佐八幡神宮の南200mの道路脇にあります。径15mほどの円墳と思われますが、現状はかなり改変されています。

菅ヶ谷横穴墓群

 袋井市国本の静岡カントリー袋井コースの中にありますが、ゴルフ場内を通るハイキングコース沿いにあり、見学は自由にできます。ゴルフ場北東の端近くに入り口があり、標識が出ています。16群94基が確認されていて、前道、羨道、玄室からなり、奥壁は三角形で棺台が設けられています。

横穴群へ向かう散策路の入口

ゴルフボールから保護するためか、ネットが張られている

奥壁、朱が残っています

説明板


<ホームへ戻る>

inserted by FC2 system