京都府福知山市北部の古墳


牧正一古墳 【管理人推薦】

 市史跡。福知山市牧、国道9号線と175号線の三叉路のすぐ北にあり、175号線から見えています。由良川と牧川の合流地点、丹波、丹後、但馬を結ぶ交通の要衝に築かれた全長38mの前方後円墳で、後円部、くびれ部、前方部それぞれに横穴式石室を持つ三室墳です。後円部の第一石室は全長12m、玄室長4.7m、幅3m、羨道長7.3mの両袖式で、大きな石室です。前方部の第二石室は全長10m、玄室長4.6m、幅2.6m、羨道長5.4mの左片袖式で、くびれ部の第三石室は全長7m、幅1.5mの細長い無袖式です。石室はいずれも本格的な調査がされておらず、現在は埋め戻されて、天井部の石材だけが露出しています。

 

  吉備神社の境内地にある

古墳の復元図、左から第一、三、二石室

後円部の第一石室正面から

第一石室玄室奧から

前方部から後円部、手前が第三石室、奧が第一石室

くびれ部の第三石室

前方部の第二石室

弁財古墳群

 福知山市牧、牧正一古墳の北西200mの丘陵先端に1号墳があります。径25mの円墳で、横穴式石室の一部が露出していますが、内部はほとんど埋まっています。玄室長5.5m、幅1.8m、羨道長3.8m、幅1.4mの両袖式です。墳丘上に小祠がありますが、その土台の石も天井石っぽいです。珍しい八鈴鏡が出土しています。すぐ山側に2号墳があります。径10mの円墳で、墳丘はかなり崩壊し、天井石が露出しています。

1号墳

1号墳石室入口

1号墳石室内部

2号墳

八幡古墳

 福知山市牧、弁財古墳群からすぐ山林の中に入った八幡社境内にあります。径11mの円墳ですが、墳丘は半壊し、横穴式石室の石材が一部露出しています。位置的には弁財古墳群と同一グループと思われます。

1号墳

1号墳石室入口

道勘山古墳群 【管理人推薦】

 福知山市牧、上記八幡社から林の奧へ入っていくと、小さな祠の向こうに1号墳があり、そこから細い尾根上に計4基の古墳が並んでいます。1号墳は径18.9mの円墳で、南南西方向に完存する横穴式石室が開口しています。全長8.4m、玄室長4.5m、幅2m、高さ3.3m、羨道長3.9m、幅1.3m、高さ1.9mの両袖式で、天井が高く、持ち送りが急で、天井付近は幅が狭くなっています。石材は全体に小さめで、奥壁も小さな石を積み重ねています。

1号墳石室開口部

1号墳石室羨道

1号墳玄室奥壁

1号墳玄室奥から

 1号墳の奧にある2号墳は天井石が露出しているということですが、現在は埋まってしまっています。続いて3号墳は径15.5mの円墳で、天井石が3個露出しています。4号墳は径12mの円墳で、墳頂が少し陥没しています。

2号墳

3号墳

3号墳天井石露出

4号墳

岩田1号墳

 福知山市牧、牧正一古墳の北200m、民家裏の斜面の竹林の中にあります。径11mの円墳で、横穴式石室が南南東に開口しています。全長7m以上、玄室長2.9m、幅1.3m、高さ2.5mの無袖式で、羨道は天井が一段低くなっていて、入口付近は失われています。石材は小ぶりですが、丁寧に積まれ、見た目にも安定感があります。

石室正面

玄室

玄室奥壁

玄室奥から

長者森古墳(1号墳) 【管理人推薦】

 京都府指定史跡。福知山市旧夜久野町高内の育英小学校校庭にあります。径23mの大型円墳で、横穴式石室が南南東に開口しています。全長12.2m、玄室長5.5m、幅2.3m、高さ2.6m、羨道長6.7m、幅1.1m、高さ2mの両袖式で、玄門部の天井が低くなっています。大きな石室のわりには石材が小型で、側壁はやや持ち送っています。羨道は先端付近が破壊されていますが、羨道床面が前に向かって下りになっています。

古墳全景

羨道

玄室奥壁

玄室奥から


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