京都府福知山市西部の古墳
■妙見古墳群
福知山市大字大門字妙見、大門集落の南東1km、果樹園北側の山林内にあり、前方後円墳1、方墳1、円墳18基からなりますが、11〜13号墳以外は確認が困難です。11号墳は小さな神社となりにある前方後円墳で、全長39.1m、後円部径23.4m、墳丘の保存状態は良好で主体部が期待できますが、残念ながら後円部墳頂に大きな陥没があります。北側にある12、13号墳は小円墳です。
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福知山市大字大門、八柱神社の社殿裏にあります。径15mの円墳で、南向きの横穴式石室の入口が露出していますが、内部はほとんど埋まっています。長さ3.2m以上、幅1.4m、裏側の天井石も一部露出しています。
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福知山市大字大門字日頭、八柱神社から北へ200m進んだ右側の竹林の中にあります。径15mの円墳で、横穴式石室の天井石が露出しています。他に2、3号墳もあるはずですが、よくわかりません。
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福知山市大字和久寺字下山、和久寺地区北側の丘陵上に広く分布する100基以上からなる群集墳ですが、多くは破壊され、範囲も広くて見学しやすい古墳は多くありません。和久寺のほぼ中心にある交差点からすぐ北東の丘陵を登っていくと、右側の畑の中に43号墳が見えてきます。径20mの円墳で、唯一見学可能な横穴式石室が南に開口しています。全長7m以上、玄室長4.1m、幅2m、高さ2.5m、羨道幅1.3mの両袖式で、羨道前部が破壊されていますが、ほぼ完存しています。
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43号墳のすぐ北側の林の入口に42号墳があります。径30mの見るからに大きな円墳で、まぎれもなき盟主墳。大型石室の期待が高まりますが、墳頂に登ってみると、そこには巨大な陥没穴が・・。残念ながら石室は完璧に破壊されていました。林の中に入っていくと、39〜41号墳が並んでいますが、いずれも盗掘された小円墳です。
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林の中の小道を北に進むと、自動車道に分断され、その向こう側に墓地があります。そのあたりから、小道に沿って、墳丘が密集しています。何号墳なのか、よくわかりませんが、道路沿いに大きな墳丘の完存する古墳があります。林の中に入ると小円墳が展開しています。
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