群馬県藤岡市東部の古墳


霊符殿古墳

 市史跡。藤岡市藤岡461-8、天龍寺の東にあり、踏切そばの公民館から進入路がありますが、かなりわかりにくいです。径33mの円墳で、西側に周溝の痕跡が残っていて、墳頂には霊符殿が祭られています。主体部は南に開口する横穴式石室で、入口には扉があり施錠されています。全長9.02m、玄室長4.97mの両袖式で、玄室は転石と棒状片岩の模様積み、側壁は乱石積みと模様積みの中間っぽくみえます。羨道には特異な形をしたマグサ石が架かっています。六世紀末頃の築造です。

古墳の現状

羨道、特異なマグサ石が架かる

玄室、わずかに模様積みが見える

羨道左側壁、乱石積みだが模様積みっぽい

諏訪神社古墳 【管理人推薦】

 市史跡。藤岡市藤岡495、諏訪神社境内にあります。全長57m、後円部径37mの前方後円墳で、墳丘上に社殿が建っていて、周堀も一部残っています。南西に横穴式石室が開口、全長5.9m、玄室長3.1m、幅1.9m、高さ2m、断面が台形をした両袖式で、奥壁は一枚石、側壁は截石切り組積み、羨道の手前側は自然石乱石積みです。玄室の奧側に間仕切石、入口に框石があり、床面が羨道より低くなっています。もう一つ石室が存在する可能性があるそうです。六世紀後半の築造と考えられています。

古墳の現状、完全に神社化

きれいな台形をした羨道

玄室、奥壁はみごとな一枚石、その前に間仕切石

奧から、袖部も台形

諏訪神社東北古墳 【管理人推薦】

 藤岡市藤岡、諏訪神社境内の諏訪神社古墳北東にあります。径20mほどの円墳で、南南西に横穴式石室が開口しています。玄室長3.4m、幅1.8m、高さ1.7mの両袖式で、玄室奥壁は一枚石、側壁は切石積み、羨道は川原石乱石積みです。羨道前には前庭がありそうです。諏訪神社古墳と良く似た構造をしています。

古墳の現状

羨道、川原石の乱石積み

玄室、こちらも奥壁は一枚石

奧から、左側壁が崩れそう

戸塚神社古墳

 市史跡。藤岡市上戸塚熊野363、墳丘上に戸塚神社社殿が建っています。全長53mの前方後円墳で、後円部に横穴式石室が開口しています。入口に扉が有る上に石室がフェンスで囲まれているので、内部を見ることはまったくできませんが、全長7m、玄室長4.5m、幅2.45mの両袖式で、自然石乱石積みです。

墳丘、右側の後円部フェンス内に石室開口

石室開口部、前庭が付設

平地神社古墳

 藤岡市中大塚1203、平地神社境内にあります。径33mの円墳で、横穴式石室が南に開口しています。入口が施錠されていて内部は覗き見ることしかできないのですが、全長9.7m、玄室長5.3m、高さ1.9mの両袖式で、玄室は羽子板状でわずかに胴張りがあります。玄室側壁は転石と棒状の片岩による模様積みで、羨道は川原石の乱石積みです。石室前には台形の前庭が付設されていますが、かなり復元が入っているように見え、羨道の天井はコンクリート製です。六世紀後半の築造で、模様積み石室を持つ古墳としては市内最大の規模です。

古墳の現状

石室開口部、前庭が付設

羨道右側壁、何となく模様積みっぽい

玄室、側壁の模様積みが見える

東平井古墳群

 藤岡市東平井の藤岡東平井工業団地一帯に分布する6〜7世紀の大群集墳で、昭和10年の分布調査では368基が確認されていましたが、現在は100基ほどに減っています。ほとんどが横穴式石室を主体部とする小円墳で、4支群からなり、そのうち、市光工業敷地内と南側の駐車場に密集する飛石支群と、市光工業東の公園内に4基が保存された時沢支群が見学しやすくなっています。しかし、まともに残っているのは、市光工業敷地内で優遇されている数基だけのようです。

公園内に4基のみ保存されている時沢支群

飛石支群、市光工業敷地内の巨大な47号墳

飛石支群、市光工業敷地内の大型墳丘群

市光工業の社員駐車場内に保存された小円墳群


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