和歌山県御坊市・日高町の古墳


御坊市

岩内1号墳 【管理人推薦】【県史跡】

 御坊市岩内の丘陵上にある7世紀中頃の一辺13mの方墳で、南以外の三方向に周溝を巡らしています。主体部は南に開口する横穴式石室で、全長6m、玄室長2.5m、幅2m、羨道長3.4m、幅1.5m。奥壁と側壁のみ残されていましたが、現在は天井部と墳丘が復元されています。

墳丘

石室羨道

天井部を復元した玄室

 

 玄室奧から


秋葉山1号墳

 御坊市名田町野島の秋葉山の山頂に位置する径13mの円墳です。麓の国道42号線から、狭い農道を登っていくと、山の鞍部のところから道がなくなりますが、そこから東の林の中を山頂めざしてひたすら登っていきます。南西に開口する横穴式石室は玄室長2.8m、幅2.1m、高さ2.5m、羨道長1.4m、幅1.5m、高さ1.2mの両袖式で、玄門部には両側から突き出すように平石を立て、その間に界石を置いています。玄室は腰石に大きめの石材を据え、その上に砂岩の割石を持ち送りながら積み上げています。また、奥壁側から1.5mまでを一段高くして屍床としています。羨道入り口には高さ0.5mの障石が立てられています。6世紀後半の築造です。

  


広畑1号墳(秋葉山11号墳) 【管理人推薦】【市史跡】

 御坊市名田町野島の秋葉山の西南端の麓、国道42号線からすぐ上の林の中にあります。径10m、高さ5mの円墳で、横穴式石室が南東に開口。羨道部が一部壊されていますが、玄室は完存。全長4.26m、玄室長2.5m、幅2.25m、高さ2.25mの両袖式で、砂岩を持ち送りながら高く積み上げ、奥壁と左側壁の上部は隅三角持ち送り状に丸く積まれています。玄門には巨石を使用しています。六世紀後半の築造です。

古墳正面

石室

奥壁

 

玄門部


広畑2号墳(秋葉山12号墳) 【管理人推薦】【市史跡】

 広畑1号墳のすぐ上にあります。径10m、高さ5mの円墳で、横穴式石室が同じく南東に開口し、ほぼ完存。全長5.1m、玄室長2.6m、幅2.35m、高さ2.6m、羨道長2.4m、幅1.3mの両袖式で、砂岩の自然石を石材に使用しています。玄門は巨石を袖石にし、その間に敷石を置いています。六世紀後半の築造です。

古墳正面

石室

奥壁

 

玄門部


尾ノ崎遺跡

 御坊市塩屋町の海に突き出た尾ノ崎先端の海岸段丘上に築かれた複合遺跡で、関西電力御坊発電所の建設に伴う調査で、弥生末の竪穴住居、古墳前期の方形周溝墓18(うち、1基は前方後方形)、古墳後期の横穴式石室1基などが見つかりました。特にまとまって検出された周溝墓群のうち、11基が現地保存されています。中でも3号墓は橋の下に墓坑と木棺が復元展示されています。唯一の横穴式石室は、すでに削平されていましたが、径18mの円墳で、石室基底部と周溝のみ残っていました。

周溝墓群、橋の向こうは火力発電所

橋の下に保存された3号周溝墓、見学時頭上注意


日高町

弁財天古墳(向山4号墳) 【県史跡】

 日高町荊木、御坊市との境界にある、向山の尾根上に位置する径10mの円墳です。大池というため池の堤防のところに案内標識があります。主体部は砂岩で築かれた横穴式石室が完存しており、全長4.7m、玄室長2.4m、幅1.9m、高さ2m、羨道長2.3m、幅0.6m、高さ1mの両袖式で、内部に緑泥片岩の石棺が2基残っていました。玄室天井は持ち送り式に架設されています。残念ながら現在石室は埋め戻されています。


産湯古墳 【町史跡】

 日高町産湯、産湯海水浴場の北東40mの丘陵上にあります。径10mの円墳で、横穴式石室が残っていますが、天井石をほとんど失っています。玄室長2.5m、幅1.8m、羨道幅1.1mの両袖式で、砂岩の自然石を石材に使用しています。

中央の丘陵上にあります。目の前は海。

石室正面から

玄室奥壁

 

奧から玄門部


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