鳥取県鳥取市・郷原古墳群

尾根上の群集墳が新たに見つかりました。


●鳥取県鳥取市河原町郷原、三谷 郷原古墳群

●2006年4月29日 現地説明会/(財)鳥取市文化財団 鳥取市埋蔵文化財センター

 意外に思われるかも知れませんが、鳥取県には実に古墳が多いです。総数で13,000基を超え、兵庫、千葉に次いで全国で3位の多さです。今回も県道の工事で、またまた新たな古墳が見つかってしまいました。尾根上で新発見の郷原13号墳は一辺19mの大型方墳ですが、墳丘がほとんど流失し、主体部も消滅していました。14号墳もかなり流失していましたが、主体部の土坑が2基残っていて、土器転用枕や刀子が出土しています。谷を挟んだ隣の尾根でも15号墳を検出。周溝の一部のみ残っていました。3号墳の一部と10号墳も調査されましたが須恵器片が出た程度です。

14号墳第一主体部

14号墳第一主体部出土の刀子

10号墳の埋葬施設

3号墳、墳丘が良く残っているが、一部のみ調査


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