五條の古墳


黒駒(くろま)古墳(22-A-5)

 五條市黒駒町、1998年の台風9号で石室が崩壊寸前になり、発掘調査後、保存整備されました。普段は施錠されていて、見学は五條市博物館に申し込みます。吉野川を望む丘陵の南向き斜面に築かれた径10mほどの円墳で、横穴式石室は結晶片岩を持ち送って積み上げた全長6.4m、玄室長3.0m、幅1.7m、高さ2.0m、羨道長3.1m、幅2.1m、高さ1.1mの両袖式です。袖部には高さ1mほどの柱石を突出させて前道状になっています。線刻のある陶棺の破片が出土しています。

右袖部

南阿田大塚山古墳(20-C-1)

 県史跡。五條市南阿田、吉野川左岸の丘陵斜面にあります。全長30mの帆立貝式に近い西南西に向いた前方後円墳です。南東方向に横穴式石室が開口。全長9.2m、玄室長4.5m、幅3m、高さ2.4m、羨道長4.7m、玄門部幅0.7m、羨門部幅1.07mの両袖式で、結晶片岩などの板石を積み上げ、一部川原石も用いています。玄室は持ち送りが急で、羨道より1段低くなっています。羨門には板石を積んだ閉塞石が残っていました。かつては荒廃していましたが、1980年の調査後、復元整備されました。

 


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