岡山県総社市・八紘古墳群

製鉄集団首長墓の大型石室


●岡山県総社市山田 八紘古墳群

●2003年12月24日 報道発表/総社市教育委員会

 鉄の生産遺跡である砂子遺跡に隣接する八紘古墳群のうち2、3号墳を調査。2号墳は切石に近い大型の石材を使用した全長9mを越える大型石室をもつ精巧な造りの終末期古墳です。玄室は仕切石で分けられ奥側には敷石により屍床状の遺構が完存していました。隣接する3号墳は小型の石材を積み上げた持ち送りの急な横穴式石室をもち、2号墳に先行する時期の築造と見られます。玄室床面には小型の小石を敷き詰め、須恵器もほぼ現位置で残っていました。なお、1号墳はすでに調査が終了し、近くの道路脇の斜面に石材の一部が突き出ています。これらは製鉄集団の首長墓群と見られますが、技術集団の古墳らしく墳丘、石室とも非常に丁寧な造りが際だっています。

2号墳石室、墳丘は版築構造

まるでパズルのように組まれた2号墳奥壁

2号墳玄室床面、これもきっちり敷き詰められた敷石

近くの道路脇の斜面に突き出た1号墳の石材

2号墳に隣接する3号墳石室

3号墳玄室床面、ほぼ完存


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