静岡県長泉町・原分古墳

豪華副葬品を伴った終末期の大型石室墳


●静岡県長泉町下土狩 原分古墳

●2004年3月6日 現地説明会/(財)静岡県埋蔵文化財調査研究所

 町指定史跡原分古墳が県道工事に先だって調査され、終末期の大型石室と馬具、大刀などの豪華な副葬品が出土しました。築造は6世紀末頃、墳丘は長径16mの楕円形墳で周溝が巡っていました。石室は全長10m、玄室長7.6m、幅1.7m、高さ2mで、横穴式石室としては静岡県東部では最大の規模です。石材は富士山から噴出した多孔質玄武岩で、巨大な天井石も5枚完存しています。石室は入り口が1段さがっていて、凝灰岩製の家型石棺が残っており、盗掘されていましたが、須恵器、土師器などの土器類40点、辻金具、鞍金具、鐙、雲珠、などの金銅製馬具、大刀と銀象眼の鍔など金属製品200点、玉類20点が出土しました。石室規模や豪華な副葬品から静岡県東部を治めた首長墓であることは確実です。

遠くに富士山を望む

石室内部

奥から入り口、家型石棺が手前に見える

出土した大刀の鍔(銀象眼)


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