兵庫県新宮町・はっちょう塚7号墳

三段築成の大型方墳と判明、町文化財に指定されました


●兵庫県新宮町馬立 はっちょう塚7号墳

●2005年8月26日 新宮町有形文化財指定/新宮町教育委員会

 「はっちょう塚7号墳」の調査結果が発表され、、同古墳が揖保川流域で最大規模の方墳で、西播磨地方では珍しい三段ピラミッド型であることがわかり、26日までに町有形文化財に指定されました。規模は一辺25m、高さ7mで、二重に列石が張り巡らされ、三段築成です。また、南に開口する全長9.6mの大型の横穴式石室は両袖式で、ほぼ完存しています。7世紀中ごろの築造と見られ、播磨地方の古墳末期の方墳では、加古川市の池尻16号墳(一辺42m)、上郡町の与井1号墳(一辺28m)に次いで三番目の大きさです。新宮町教委によると、播磨国風土記に、天皇の直轄領として越部屯倉を置いたという記述があり、「大和政権から派遣されて越部屯倉を治めていた人物の墓である可能性が高い」そうです。


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