姫路市四郷町阿保百穴群集墳


阿呆百穴群集墳

 四郷町阿呆、仁寿山北麓の豊川稲荷境内に3基残されています。1号墳は鳥居をくぐったすぐ左に天井石が1個露出しています。2号墳は鳥居手前の道を左へ進み、右側の摂社に入ると、すぐ正面に横穴式石室が露出しています。全長8mほどで、羨道部は埋没、玄室が社になっています。3号墳のその東の社殿の後ろにあり、社殿の建物のすぐ左にわずかに石室が覗いています。小型の石室ですが、わりと保存がよさそうです。元の道を南に進むと、山道になり、登っていくと、他にも古墳があるらしいですが、現在は道が荒れています。

1号墳

2号墳、玄室側

2号墳玄室奥壁

2号墳奥から羨道側

3号墳、丸いのぞき穴から石室を覗く

3号墳石室内部

 上記以外の古墳、および2007年に新発見された古墳

 見野古墳群で、近年新規古墳を次々と発見してきた見野古墳群保存会の中で、特に古墳好きの有志により「古墳発見あるある探検隊」が結成され、見野周辺の他の群集墳にも、その探索の手を広げつつあります。2007年に阿保百穴群集墳でも調査が行われ、新たに古墳がいくつか発見されました。しかも素晴らしいことには、古墳周辺の薮を伐採し、立て札を立てて、他の人にも見学しやすく整備まで行ってくれています。ここまでしてくれたら、もう訪問して、その恩恵を受けるしかありません。それにしても、何と楽しそうな活動でしょうか。見野に住んでいたら、絶対参加していますね。それでは、豊川稲荷神社から山道に沿って紹介いたしましょう。数字は既存の古墳、ローマ字は新発見の古墳です。

 古墳の分布図、だいたいの位置です。

4号墳/2号墳のすぐ北、露出した天井石の上に石碑が建つ。怪しいとは思っていたが、遺跡地図の4号墳とは位置が違うゾ。

A号墳/3号墳のある祖道神社の東の竹林にあり、巨大な天井石が1個露出しています。これは額田大玉さんが発見した古墳です。

K号墳/A号墳の少し先、道沿いに石材が露出

H号墳/K号墳のすぐ南、山道の西側、墳丘のみ

B号墳/山道の東側、石室が完全に露出。画像は奥壁側

B号墳/石室正面より、内部はかなり埋没

C号墳/山道の東側に石室露出。B号墳よりは小さい

I号墳/道脇に小さな墳丘のみ

11号墳/山道の西側にある。初めて出会ったまともな石室

11号墳/玄室、長さ3mくらいで、完存しています。

12号墳/11号墳から広場を抜けて、山林へ再突入する位置の山道西側にあります。大きな円墳で石室も良好に残る。

12号墳/玄室奥壁は1枚石、全長8mくらいで羨道も狭いが良く残っている。天井石が1枚抜かれている。

J号墳/12号墳の裏から、山道のバイパスがあり、その途中にある。石材が少し露出する程度

E号墳/J号墳からさらに登ったピークにあり、天井石がいくつか露出している。

13号墳/E号墳のすぐ先にあり、横穴式石室の石材が露出している

D号墳/12号墳まで戻り、元の山道に入るとすぐ巨石がころがっている。

14号墳/D号墳の先、山道から東側へ少し登ったところにある。

14号墳/玄室はほぼ完存している。群中では大きな石室。

14号墳/奥壁、小型の石材を積み、12号墳とは異質な感じ

14号墳/奧から外、羨道はほとんど埋まっている。

8号墳/鞍部の十字路を東へ登ると道が二つに分かれていて、右へ進むと、道が石室の上を通っています。

8号墳/右の方に入口がありますが、かなり埋まっています。隙間から覗いた羨道の様子。

8号墳/隙間から覗いた玄室、保存は良さそう

9号墳/8号墳のすぐ上、石材が少し見えている程度

17号墳/K号墳あたりから東を見ると、農地の向こうに大きな円墳が二つ見えています。南側が17号墳です。

17号墳/玄室奥壁。最上部が抜かれています。大きな玄室ですが、奥壁石材は小さい。

17号墳/奧から外、左方袖式。袖石があるのは珍しい。羨道部は半壊。

17号墳/石室はかなり露出していますが、群中でも最大規模です。

18号墳/17号墳の北となり、墳丘は一部削られていますが、石室は割と良好に残っています。

18号墳/石室開口部、羨道は崩壊し、埋まっていますが、玄室は完存。

18号墳/玄室奥壁、こちらは一枚石タイプ。

18号墳/奧から外。

F号墳/18号墳の北、低い墳丘が残るのみ

G号墳/17号墳の南奧、石材露出。


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