姫路市四郷町見野古墳群


見野古墳群 【管理人推薦】

 四郷町見野集落奥の山裾にある見野和光公園周辺に点在する10基の横穴式石室墳からなる群集墳です。4、6、7、10号墳の石室が開口していて、6号墳は双室墳、7号墳は巨石墳で仕切壁の痕跡が残っています。10号墳は巨大な天井石が露出し、姫路の石舞台と呼ばれています(らしい)。

 2005年以降に分布調査が行われ、現在21基が確認されています。

  最新の分布図

1号墳、石材露出

2号墳、石材露出

 3号墳は封土をほとんど失い、横穴式石室も奥壁を抜かれた状態で露出していますが、2006年に調査され、横穴式石室の全長11mで、姫路市内でも有数の規模であることがわかりました。七世紀前半の須恵器や銀耳環が出土しています。

3号墳、手前に羨道が埋まっていた

3号墳石室内部、奥壁は抜かれている

3号墳奥より、左片袖式

3号墳側面、石材が露出

 4号墳は、群中、もっとも保存状態が良好です。横穴式石室は全長8mくらいで、奥壁は一枚石の左片袖式です。

4号墳、石室が良好に保存

4号墳玄室奥壁

4号墳奥より、左片袖式

5号墳、石材が露出

 6号墳は、東西2基の横穴式石室を持つ双室墳です。墳丘はかなり失われていて、石室もともに奥壁が抜かれて、ダブル吹き抜け状態です。東石室は全長9.5m、幅1.5mの無袖式で、床には河原石が敷き詰められていました。須恵器、耳環などの装身具、刀剣、鉄鏃、轡などが出土し、南西部に箱式石棺が据えられていました。西石室は、全長8.4m、幅1.5mの無袖式で、箱式石棺が2基据えられていました。出土した遺物は、ともに六世紀末〜七世紀初頭のものであり、二つの石室は同時に築かれたと思われます。

6号墳、双室墳、奥壁側

6号墳正面側

6号墳東石室正面、奥壁は抜かれている

6号墳、石室内部、奥より

6号墳西石室正面、こちらも奥壁は抜かれている

6号墳西石室内部、奥より

 7号墳は、巨大な天井石を露出させています。全長約10mで、無袖式のようですが、右の袖位置に仕切石が残っています。

7号墳、公園北の竹林内に巨大な天井石が露出

7号墳奥壁

7号墳玄門、右側に仕切壁がわずかに残っている

7号墳羨道部の巨大な天井石

8号墳、墓地内に石材露出

9号墳、巨石が2個露出

 10号墳は、3号墳に次ぐ大型石室ですが、玄室天井石は巨大です。全長10.5m、幅2mの無袖式で、石材が完全に露出しています。

10号墳、石室が完全に露出している

10号墳羨門

10号墳奥壁

10号墳玄門

 2005年以降に新たに発見された古墳群

11号墳/5号墳の少し上にあります。天井石が一部露出

12号墳/公園東側の竹林の中にあります。天井石が露出

13号墳/12号墳の隣り、大型の天井石が一部露出

14号墳/6号墳の隣り、天井石が露出

15号墳/11号墳の奥の竹林中にあります。天井石が露出

16号墳/墓地の南に天井石露出、群中最大の巨石

17号墳/南500mの道路沿い墓地に石材の一部が残る

18号墳/17号墳の奥の竹林中、ラブホの裏に石室露出


<ホームへ戻る>

 

inserted by FC2 system