古墳空白区に新たな群集墳の予感


■静岡県磐田市高見丘「広野遺跡」

 2016年9月11日 現地説明会/磐田市教育委員会

 大規模農業施設の建設に伴う調査で、茶畑の下から完全に削平された3基の円墳が発見されました。1号墳からは土器片の他に紡錘車が出土。2号墳は他の2基と比べると、周溝の幅が狭く、築造時にスペースの制約を受けていたのではないかと推定されます。南側に土橋があり、発掘による土砂の運搬に役立っていました。3号墳からは600年頃の須恵器が出土しました。現地周辺は磐田原台地の中でも古墳の空白区となっていましたが、茶畑の下にまだまだ古墳が埋まっていそうです。

表土をはぎ取ったところ、左から1〜3号墳。左奧はららぽーと磐田

1号墳

2号墳

2号墳の土橋、土砂の運搬に活用されてます

3号墳


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