鳥取県北栄町の古墳


土下古墳群第229号墳 【装飾古墳】

  ※注 ○一つが古墳10基だそうです。

 土下古墳群は北栄町(旧北条町)土下の倉吉市との境界近くの丘陵上にあり、前方後円墳6、円墳289、方墳2基からなる大群集墳です。そのうち229号墳は案内図の(3)の位置にあります。径15.3mの円墳で、崩壊した横穴式石室が露出しています。玄室右側壁には線刻で放射状紋、魚などが描かれています。右側壁にも線刻があるとされていますが、内部がほとんど埋まっているので、よくわかりません。

石室正面

玄室奧から

玄室右側壁の放射状紋

放射状紋(左)の右下の魚?

土下古墳群第213号墳(ヤスミ塚古墳) 

 古墳群のほぼ中央、上の案内図の(2)の位置にあります。全長34.5m、後円部径21.5mの前方後円墳で、葺石・埴輪は見つかっていません。主体部は後円部中央に埋葬された箱式石棺です。


西穂波古墳群第16号墳(大門1号墳)

 北栄町(旧大栄町)西穂波に存在した古墳ですが、圃場整備に伴う調査後、現在は北栄町役場大栄庁舎の職員駐車場前に石室が移築復原されています。墳丘は全長38m、後円部径23mの前方後円墳で、後円部に横穴式石室が露出した状態でした。石室は全長2.5m以上、玄室幅1.5mの両袖式で、内部には朱の痕跡が残っています。六世紀後半の築造です。

旧大栄町役場の敷地内にある

石室正面、玄門

玄室奥壁、ほぼ一枚石

玄室奧から


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