鳥取県伯耆町・江府町・南部町の古墳


岸本7号墳 【町史跡】

 伯耆町岸本571、岸本駅の南東1km、鳥取西部広域リサイクル施設の北西にあります。直径45mの円墳、または方墳で、南に横穴式石室が開口。玄室長2.76m、幅1.12m、高さ2.39mの両袖式で、玄室は各面が一枚石。隙間に割石がつめられています。奥壁前に仕切り石があるということですが、床面がかなり埋まっていて、わかりません。

大きな墳丘

玄室奥壁

玄室奥から

袖石?が玄室内に倒れ込んでいる


吉定1号墳 【管理人推薦】【町史跡】

 伯耆町吉定229、細身神社境内の竹林の中にあります。径10mの円墳で、南東に横穴式石室が開口しています。玄室長5.8m、幅2.2m、高さ1.9mの細長い左片袖式で、羨道は埋まっていて、玄門の天井部から進入できます。奧、側壁は薄い割石を持ち送って積み上げた、見るからに初期タイプの石室で、壁は赤く塗られています。

玄門天井部が開口

玄室奥壁

玄室奥から

玄門、羨道は埋まっている

 1号墳の周辺にもいくつか横穴式石室があります。仮称2号墳は、腰石の上部に割石を積み上げており、1号墳よりは後に築かれたと思われます。また、仮称3号墳は、石室が完全に露出していますが、板石状の巨石を組み合わせたさらに新しい時期の石室です。

仮称2号墳

仮称2号墳玄室奥壁

仮称3号墳

仮称3号墳石室側面から


岩舟古墳(三崎1号墳) 【町史跡】

 南部町三崎、殿山の南西麓にあります。封土が流失し、くり抜き式家形石棺が露出しています。長さ1.78m、幅0.76mの大きさで、凝灰岩製です。

大木の根に取り込まれている

石棺内部、根に割られてしまっている

屋根内側をアーチ形に加工


貝田1号墳 【町史跡】

 江府町貝田、国道181号線から県道52号線を北へ登っていくと、2kmほどで、道が大きくS字を描くポイントがあります。その最初のカーブの真東300mの農地沿いの林の中にあります。径8.5mの小さな円墳で、開口している横穴式石室は玄室長2.2m、幅1.3m、高さ1.5mの両袖式。側壁は小型の石材をかなり内傾させながら積み上げています。袖石が羨道の途中にあり、その前側は失われています。

開口部は狭い

羨道から玄室奥壁

玄室奥壁

奧から

 1号墳のすぐ西の林の角地に2号墳がありますが、小さなマウンドがある程度です。

 


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