岡山県総社市・法蓮広堂山古墳群

古代吉備の中枢で古墳12基を検出


法蓮広堂山古墳群(岡山県総社市下林) 現地説明会  2008年3月1日/総社市教育委員会

 造山古墳と作山古墳の間にある三須丘陵の一部で土取りに伴う調査が行われ、丘陵上から密集した12基の古墳が見つかりました。すべて小型の古墳で墳丘の残存状態は良くないのですが、尾根上の1〜10号墳は五世紀代の円墳と方墳、南斜面の11、12号墳は七世紀末〜八世紀初頭の横穴式石室墳とわかりました。主体部としては、1号墳からは箱式石棺、11号墳からは小さな横穴式石室が完存状態で見つかりました。

密集する尾根上の古墳群

1号墳の箱式石棺、鉄刀が出土

2号墳の木棺直葬跡

保存の良い11号墳、須恵器、鉄滓が副葬されていました


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