鹿児島県南さつま市・指宿市


奥山古墳(六堂会古墳) 【市史跡】

 南さつま市加世田小湊。国道226号線を西へ進むと、加世田の集落から山の中に突入する直前で右へ大きくカーブしています。そこから南へ入っていく小道があり、その先の丘陵先端にあります。径13.5mの円墳ですが、墳丘はほとんど残って居ません。現在、組合せ式箱式石棺が露出した状態のはずですが、身は残念ながら埋まってしまっています。その横に石棺の蓋石と思われる石材が二枚露出しています。石棺は2.1×0.6mの大きさで、四世紀後半の築造です。

この丘陵先端部上にある

石棺身は、埋まっている。手前は石棺蓋石か?


弥次ヶ湯古墳 【市史跡】

 指宿市十町の弥次ヶ湯団地の敷地内にあります。1998年に団地の建設時に開聞岳の火山灰の下から見つかった国内最南端の径17.5mの円墳で、幅2mの周溝が巡ります。主体部は残念ながら削平されていましたが、出土した土器などから五世紀後半〜六世紀前半の築造と思われます。発見時には、薩摩半島南部で初めて発見された古墳として注目されました。

団地の敷地内に埋め戻し保存

調査中の様子


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