前期前方後円墳の墳丘基底部が明らかに


■大阪府池田市五月丘1-42「府史跡・池田茶臼山古墳」

 2015年8月22日 現地説明会/池田市教育委員会

 

 池田茶臼山古墳は全長62m、後円部径33m、前方部幅18mの前期の前方後円墳で、昭和33年に周辺の開発に伴う調査で竪穴式石室が検出されています。その後、開発を免れて現地保存されていましたが、今回、墳丘の範囲確認の調査が実施されました。その結果、後円部、くびれ部、前方部のトレンチから基底部の葺石と円筒埴輪片を検出し、とくに前方部では人頭大の基底石が良好に残っていました。また、基底部の外側には幅1mのテラスが設けられており、くびれ部では明確な屈曲点が見られませんでした。

後円部トレンチ、葺石はやや雑?

くびれ部トレンチ、屈曲点は不明確

前方部端

前方部トレンチ、基底石が残っている


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