長崎県壱岐市勝本町中部の古墳


双六古墳 【管理人推薦】【国史跡・出土品は重要文化財】【装飾古墳】

 壱岐市勝本町立石東触字双六81、壱岐市学校給食センター南の丘陵上にあります。全長91m、後円部径43mの長崎県最大の前方後円墳で、後円部の高さ10.5mに対して、前方部の高さが5mしかありません。主体部は大型の複室構造の横穴式石室が南西方向に開口しています。全長11.04m、後室長3.8m、幅2.6m、高さ4.3m、前室長5.9m、幅2m、高さ1.8mの両袖式で、巨石を使用し、前室が長く、後室の天井がかなり高くなっています。羨道の左側壁にゴンドラ形の船の線刻があります。六世紀後半の築造で、七世紀後半まで追葬。祭祀が行われていたようです。

前方部から後円部、かなり急勾配の斜面

後円部の石室開口部

前室から後室方向

後室奥壁

石室実測図、後室だけが異常に高い

前室のゴンドラ形船の線刻拓本


人羅古墳

 壱岐市勝本町立石東触字二塚、上記の壱岐市学校給食センター北側の竹林の中にあります。径27mの円墳で、南側に横穴式石室が開口しています。全長9m、後室長3m、幅2.3mの三室構造で、羨道、前室は破壊されていますが中室、後室は良好に残っています。側壁、奥壁には巨石を使用しています。

石室開口部、中室の玄門

中室から後室方向

後室奥壁

後室奧から前室方向


亀石8号墳

 亀石8号墳は壱岐市勝本町立石東触字二塚、人羅古墳の東200m、県道174号線沿いの薮の中、民家の西隣にあります。墳丘上に小さな神社が祭られていますが、横穴式石室の石材が露出しています。正面側は神社の階段で塞がれています。裏側に回ると、天井石などが露出しています。

石室正面側、神社の階段で埋められている

神社の裏側、石材露出


亀石9号墳

 亀石9号墳は壱岐市勝本町立石東触字笹塚、8号墳の北200m、民家裏の道路沿い斜面に横穴式石室が開口しています。径20mの円墳で、石室は現存長5m、後室長2.5m、幅1.9mの複室構造で、羨道は失われています。

石室開口部、前室の玄門

前室から後室方向

後室奥壁

後室奧から前室方向


双塚1号墳

 壱岐市勝本町立石東触字二塚、亀石8号墳の東200m、県道174号線南側の丘陵上にあります。西側にある神社の裏に横穴式石室が開口しています。全長8.3m、後室長2.9m、幅2.1m、高さ2.4mの複室構造で、入口が埋まってかなり狭いですが、ほぼ完存しています。

石室開口部、とても狭い

羨道から、前室、後室方向

後室奥壁

後室奧から前室方向


双塚2号墳

 1号墳のすぐ南、同じ丘陵の並びに2号墳があります。1号墳同様、複室構造の横穴式石室が開口しています。全長8.2m、後室長2.8m、幅2.2mの両袖式で、入口が埋まっていますが、1号墳よりは入りやすいです。こちらもほぼ完存しています。

2号墳の墳丘

羨道から、前室、後室方向

後室奥壁

後室奧から前室方向


笹塚古墳 【管理人特選】【国史跡・出土品は重要文化財】

 

 壱岐市勝本町百合畑触字笹塚936、亀石8号墳から9号墳へ行く道を北へ進み、突き当たりを左へ150mほど下った道沿いにあります。地山を整形した径70mの基壇上に径40m、高さ10mの墳丘を築いた大型円墳で、南西方向に三室構造の大型横穴式石室が開口しています。全長15.2m、後室長3.6m、幅2.6m、高さ3.3m、中室長4.8m、幅2.1m、高さ1.9m、前室長4m、幅1.9m、高さ1.9mの両袖式で、奥壁に沿って組合せ式箱式石棺が置かれています。石棺内部などから高度な技術で細工された亀形の飾り金具や多量の馬具、武器類、食器、装身具などが出土し、うち、162点が重要文化財に指定されています。「壱岐國風土記」には、石室内に文字が存在するとの記述があるそうですが、現在は不明です。また、かつては石棺がもう1基存在したとも言われています。六世紀後半の築造で、七世紀末まで追葬されていたと推定されています。

石室正面

羨道から前室の玄門

前室から中室方向

中室から後室方向

後室奥壁と石棺

組合せ式箱式石棺

後室奧から

中室奧から

前室奧から


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