大阪府高槻市・今城塚古墳

大型横穴式石室の基盤となる巨大石組みが出現


●大阪府高槻市郡家新町 今城塚古墳第10次

●2007年3月4日 現地説明会/高槻市教育委員会

 国史跡、今城塚古墳の後円部中央から、石室の基盤にするため墳丘内部に埋め込んだ巨大な石組み跡が発見されました。東西17.7m、南北11.2mの規模で、四角い石材を高さ80cm程度に一直線に積み上げてコの字形に並べ、内側に直径20〜40cmの河原石や板石を詰めていました。基礎を強化して不等沈下や盛り土崩壊を防いだ後、その上に巨石を使って横穴式石室を構築したとみられます。もとは後円部の中央に築造されましたが、大地震による地滑りで約4m下にずり落ちています。墳丘は三段築成ですが、墳丘上部は破壊されており、石室や石棺は現存していません。阿蘇ピンク石、竜山石、二上山凝灰岩の石棺の破片も見つかっています。石組遺構の北側に接して、円礫を敷き詰めた跡も検出されています。

北西隅、地震による落ち込み方がよくわかる

上から見た全体像

北東隅、外枠の四角い石組がよく残っている

円礫敷、埴輪片、鉄釘などが出土


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