長野県伊那市東部(天竜川東岸)の古墳
■老松場古墳群
伊那市東春近、天竜川の東岸、県道18号線沿いのグレース伊那店葬祭センターから南西に1kmの段丘上、浄化センターのすぐ西にあります。現在、老松場の丘古墳公園として整備されています。現状では7基からなり、うち1号墳は、これまで双円墳とされてきましたが、最近では前方後円墳または前方後方墳との説が有力です。2017年度から三年計画で初めて古墳群の本格的な調査が開始され、1号墳と円墳3基の測量が行われました。1号墳は全長30mで、前方部が低く、五世紀初頭、南信地方では最古の前方後円墳である可能性が高まりました。南端の7号墳は径20mの大きな円墳で、有力な被葬者の墓と思われます。
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3〜6号墳は隣接する林の中にあり、現在整備中のようです。いずれも低いマウンドが残る程度です。
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伊那市富県、桜井御社宮司社の南東200mの山沿い民家裏にあります。径10mほどの円墳で、石碑が建てられています。詳細不明。
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伊那市上牧、伊那北小学校の西、上牧里山自然パークの中にあります。天竜川の段丘縁辺に築かれた古墳群で円墳13基からなります。1〜5号墳の南支群と6〜13号墳の北支群に分かれています。長者屋敷血下げ場址から林の中に入ると、6、7、10号墳が並んでいます。
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少し下った丘陵先端に12、13号墳があります。もっとも北にある13号墳の前は展望台に整備されていて、伊那谷が一望できます。
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