古墳への過渡期を示す前方後方形墳丘墓検出


和歌山県和歌山市井辺203-2・井辺遺跡第22次

 2012年9月29日 現地説明会/和歌山市教育委員会、公益財団法人 和歌山市文化スポーツ振興財団

 井辺遺跡は沖積地に位置し、0.5km×1.5kmの範囲に広がる弥生末〜古墳初頭の集落遺跡です。宅地造成に伴う今回の調査で、竪穴建物群に加えて、3基の墳丘墓が見つかりました。1号墓は全長19.5m、幅13mの前方後方形で、後方部はほとんど削平されていました。前方部はやや墳丘を残していて、祭祀跡と思われる土器が多数出土しました。隣の2号墓は一辺10mの方形で、墳丘は削平。周溝から廃棄された土器が多数見つかっています。3号墓は一辺10mの方形で、現時点でまだ調査中でした。竪穴建物群が廃絶した後に墳丘墓が築かれており、短期間に土地利用の変化があった様子が窺えます。

1号墓、前方部から

1号墓、後方部

2号墓、円墳にしか見えない・・・

まだ調査中の3号墓


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