鹿児島県伊佐市・湧水町
■大住(うずん)古墳群 【市史跡】
伊佐市大口大住、国道267号線から県道404号線に入り、曽木の瀧公園へ向かう途中、「大住古墳前」バス停のそばに標識が出ています。川内川右岸の微高地に34基の地下式板石積石室が確認されていますが総数は不明です。うち、22基が調査され、大きさは径1〜2.2mで1、8、23、24号墳が完存、他は開墾で蓋石が失われていました。23、24号墳には墳丘が存在したと考えられます。一部の石室の標識が引き抜かれて、説明板の下にまとめて置かれているのが残念です。
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湧水町川西永山、吉松中学校の南1km、県道102号線沿がカーブする場所の東側にあり、古墳公園として整備されています。宅地造成中に40基の地下式板石積石室が発見され、調査後保存されました。8号墳は遺構ではなかったので、欠番となっています。石室の保存状態が非常に良く、石材の積み方がよくわかります。ほとんど円形ですが、3号墳だけが方形です。
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10号墳からは円形周溝が発見されています。地下式板石積石室墓では唯一の例です。古墳群は四世紀初頭〜五世紀初頭に築かれました。
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