宮城県石巻市・多賀城市


和泉沢古墳群 【県史跡】

   

 石巻市中島字泉沢畑、県道45号線からツルハドラッグの北300mの交差点で東へ曲がり、山沿いの道を500m進むと、標識があり、そこから北へ100mの丘陵南斜面にあります。北上川東の丘陵南斜面に築かれた8〜9世紀の群集墳で、東西130m、南北90mの範囲に49基の円墳が分布しています。すべて径10m以下の小円墳で、盛り土により整地した上に砂岩の割石を積み上げ、その中央に横穴式石室を構築しています。

1号墳、左奧は2号墳

2号墳

3号墳

4号墳

5号墳

6号墳

7号墳

8号墳

9号墳


稲荷殿古墳

 多賀城市中央一丁目、多賀城市役所の西200mの道路沿いにあります。径13.5mの円墳で、埋葬施設は横穴式石室ですが埋め戻されています。墳丘の横に発掘調査で外された石室の天井石などが置かれています。七世紀前半の築造です。

住宅街の中にある

石室石材


丸山囲古墳群1号墳

 多賀城市高崎二丁目246、高崎中学校の西となりにあり、周りを住宅に囲まれています。すぐ北は東北歴史博物館です。元々3基からなる古墳群でしたが、残っているのは1号墳だけです。径40mの大きな円墳で、現状は薮に覆われ、駐車場に浸食されたりして、良好な状態とは言えません。未調査なので、詳細は不明です。

 


大代横穴墓群

 多賀城市大代五丁目、県道58号線沿いの崖面に開口しているので、すぐわかります。現状で27基ありますが、かなり破壊が進んでいます。最大の横穴墓から金銅装頭椎大刀が出土し、中央政権との関わりが考えられています。7〜8世紀の築造です。

県道沿いに開口

きれいなドーム状の玄室

屋根型の玄室


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