福島県いわき市・双葉町・南相馬市(旧原町市)の古墳


甲塚古墳

 国史跡。いわき市平荒田目字甲塚43、国道6号線バイパスと県道甲塚古墳線(わかりやすい!)の交差点南西にあります。径37m、高さ8.2mの円墳で、保存状態は良好です。まったく未調査のため、内部構造や築造年代はわかっていません。

 

中田横穴

 国史跡。いわき市平沼ノ内字中田、県道15号(小名浜四倉)線沿いにあります。県道工事中に発見された複室構造の横穴墓です。全長6.67m、奥室幅2.8m、高さ2.29mの規模で、床面は隅丸方形プランで天井はドーム状です。前室は幅2.1m、高さ1.5mで、排水溝と閉塞用の溝が設けられています。後室の周壁に朱・白で連続三角紋の彩色壁画が描かれていて、5〜10月の毎月第二日曜日に公開されています(13時〜15時)。説明をテープで流しているのですが、すぐ前が県道なので、車の騒音ではっきり言って聞こえにくいです。

 


清戸サク(インニョウ+白)76号横穴

 国史跡。双葉町新山清戸サクの谷間一帯には300基以上からなる清戸サク横穴墓群があります。そのうち、南小学校の造成工事で調査された76号墓から1967年にベンガラで描かれた彩色壁画が発見されました。横穴は隅丸方形の平面に天井はドーム状で、玄室長3.15m、高さ1.56m、幅2.34m。壁画は奥壁全面に朱の彩色で、渦巻紋、馬に乗る人物、弓を射る人物、袴をつけた冠帽の人物、犬、猪、鹿が描かれており、一見物語風です。4、5、7、10月の第二日曜日(9時〜15時)に公開されますが、壁画が間近に見られ、迫力満点です。双葉町歴史民俗資料館に壁画の模写が展示されています。

 

  小学校の裏山の崖中腹に保存施設が造られている


羽山横穴

 国史跡。南相馬市(旧原町市)中太田字天狗田、野馬追祭事地の南1kmにあり、1973年に宅地造成工事で彩色壁画が発見されました。全長8.32m、玄室は家形で、長さ3m、幅2.8m、高さ1.8m。壁画は朱・白を使用し、奥壁天井に小珠紋、奥壁に渦巻紋2、人物4、馬3、鹿1、長方形、水平線、左右側壁に小珠紋が描かれています。4、5、9、10月の第二日曜日に公開されます(10〜12時、13〜15時)。ただし、ここの公開施設は照明が暗い上に、ガラスの内側が結露してしまってとても見にくいです。レプリカと出土品が野馬追いの里歴史民俗資料館に展示されています。

 


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