東石室前方の構造を調査
■千葉県栄町龍角寺字大畑・岩屋古墳(龍角寺105号墳)
2011年11月20日 現地説明会/栄町教育委員会・(財)印旛郡市文化財センター
国史跡、岩屋古墳が東石室前庭部の構造と周濠の確認のために調査されました。石室前では、きしみ石によって区画された羨道があり、その前に板石をハの字に配置した前庭部が確認できました。これらの石材はいずれも雲母片岩で、石室を構築している貝化石砂岩とは用途を区別しているようです。また羨道は二層になっており、追葬時に床面を再構築したと思われます。前庭部のさらに前側のトレンチでは一重の周濠が確認できました。幅4.5m、深さ0.9mで、周濠内から須恵器、筑波石の破片と共に、龍角寺創建時の瓦が出土しました。
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