静岡県伊豆の国市(旧伊豆長岡町、大仁町)・函南町の古墳


北江間横穴群大師山支群 【管理人推薦】

 国史跡。伊豆の国市(旧伊豆長岡町)北江間の山麓一帯には多くの横穴墓群がいくつかの支群に分かれて分布しています。その最も西の千代田団地麓に大師山支群があり、道路沿いに標識が出ています。10基からなり、そのうち、1号墓は内部に独立したくり抜き式家形石棺を安置、2号墓は奥壁に沿って作りつけの石棺があり、家形の蓋が乗せられています。8号墓は両側壁に沿って二つの石棺が作り付けられています。これらは横穴墓としては規模も巨大で、多様な石棺の形態を持ち、非常に特色のある横穴墓群です。保育社「日本の古代遺跡 静岡」にもカラーで紹介されています。

巨大な1、2号墓

1号墓、くり抜き式家形石棺が安置されている

2号墓、作り付けの石棺に蓋を乗せている

8号墓、左右に平行に2基の作り付け石棺

平石古墳群 【管理人推薦】

 伊豆の国市(旧大仁町)守木の丘陵上にある立花団地の南側斜面にあります。道路沿いに標識があり、そこから少し下ったところです。6基からなる群集墳ですが、4号墳のみ調査後整備公開されていて、東に隣接してもう1基、天井石が露出しています。4号墳は径14m、高さ3mの円墳で、幅の狭い石室いっぱいに組合せ式家形石棺が置かれていました。石室前面の石材はそのまま外護列石に繋がっています。

石室正面

家形石棺は凝灰岩製でかなり補修されている

玄室奥壁、巨大な1枚石

隣接する古墳の天井石

柏谷横穴群 【管理人推薦】

 国史跡。函南町柏谷の住宅地に隣接する柏谷公園内とその周辺の東西600m×南北250mの範囲に141基確認されていますが、推定で300基以上はあったようです。公園内の一群が国史跡に指定されて整備されています。公園奥の谷間を囲むように崖一面に横穴が残っていますが、これだけ大規模で保存状態が良い横穴群はなかなかありません。内部はきれいなドーム状の天井に加工されていて、一部には龕(がん)状の彫り込みがある横穴もあります。

一部コンクリートで保存処理され、見学しやすくなっている

内部はきれいなドーム状

全体的に保存状態が良い

奥壁に龕(がん)状の彫り込みがある横穴


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