鹿児島県出水市・阿久根市


堂前古墳群

 出水市高尾野町柴引、高尾野郷土館から線路を越えて北へ150mの農地脇に説明板が立っています。工事中に51基の古墳が発見され、現在は農地の地下に埋め戻されています。地下式板石積石室が1基、郷土館に移設保存されています。

古墳は畑の地下に保存

郷土館に移設された地下式板石積石室


脇本古墳群

 脇本古墳群は阿久根市脇本の緩やかな丘陵先端に築かれた古墳群で、糸割淵古墳群2基と新田ヶ丘古墳群4基の総称です。地下式板石積石室墓、組合せ式箱式石棺、横穴式石室墓の三形態の埋葬施設が混在し、隼人社会がヤマト政権に取り込まれていく過程を示す貴重な古墳群です。

 糸割淵古墳群 【県史跡】

 糸割淵古墳群は国道389号線沿いのAコープの北東200mの丘陵先端にあります。近接した1、2号墳からなり、ともに砂岩の平石で築かれた組合せ式箱式石棺墓です。2号墳に石棺材らしい石材が露出しています。

2号墳

2号墳の石棺材?

右が1号墳

 新田ヶ丘古墳群 【市史跡】

 新田ヶ丘古墳群はAコープの北西200mにあり、4基からなります。1号墳は、住宅地のはずれの道路沿いに横穴式石室が露出しています。奥壁幅2mほどです。南側の側壁状の石材は実は天井石だそうです。東の方に2号墳があるはずですが、見逃しました。3号墳は地下式板石積石室墓、4号墳は組合せ式箱式石棺墓で、ともに埋め戻されています。

1号墳、横穴式石室が露出、左側の側壁は実は天井石

石室正面側


鳥越古墳群1号墳

 阿久根市塩鶴町1丁目、国道3号線から少し西に入った住宅地の中の公園に1号墳の石室が移築されています。元、波留字鳥越にあり、墳丘はほとんど失われていましたが、竪穴式石室の一部が残っていました。安山岩の板石を積んだ長さ4.4m、幅0.7m、高さ0.75mの細長い構造で、床面は粘土がU字形にへこんで割竹形木棺が置かれていたと思われます。東側にはベンガラが残っていました。2〜9号墓は地下式板石積石室墓などで、おそらく消滅?と思われます。

保存施設の中に石室を移築

竪穴式石室

安山岩の板石積み、床には割竹形木棺の跡


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