京都府亀岡市・出雲遺跡中古墳群

方墳ばかり6基を一挙検出


●京都府亀岡市千歳町 出雲遺跡第8次

●2007年2月24日 現地説明会/亀岡市教育委員会

  国営農地再編整備事業に伴う調査で、農地の下から、削平された方墳ばかり6基が検出されました。1号墳は周濠をもつ一片28mの大型方墳で、裾の葺石が基底石も含め良好に残っていました。墳丘のテラス上には、木製埴輪の立てられていた痕跡があり、そのうち二ヶ所で柱の一部が残っていました。2〜6号墳は、密接した一辺9m以下の方墳で、2号墳の周溝では、蓋がされたままの状態で須恵器が検出されました。現説の最後に、参加者の目の前で須恵器の取り上げ実演が行われ、一部蓋が開けられましたが、内部は土砂で埋まっていました。

1号墳

木製埴輪の痕跡

手前が2号墳、右手前に須恵器が原位置のまま置かれている

2号墳の須恵器を目の前で取り上げ!


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