京都府亀岡市法貴古墳群その2
■法貴古墳群
亀岡市曽我部町法貴、法貴峠古墳群の麓の天王寺北西500m、北谷口の集落から西の山林に入った緩やかな斜面一帯に密集する大群集墳で、51基からなります。多くは全半壊した小円墳ですが、横穴式石室が完存したものもいくつかあり、古墳検定3級レベルの探索実習には最適です。なお、遺跡地図と実際とが合致しない古墳は麓から順に適当にNo.を割り振っています。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
17号墳の上方にある仮称24号墳は、石材が1個露出。そのさらに上にある25号墳は石室の下側が残っています。長さ3m以上、幅1.2mの無袖式です。仮称24号墳から西側にある仮称27〜30号墳はすべて半壊した小円墳で、仮称29号墳では、奥壁石材が1個露出しています。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
20号墳の南にある26号墳は、小型の横穴式石室が完存しています。6.3m×1.2mのサイズで無袖式、羨道は埋まっています。その西側に並ぶ仮称32〜35号墳は、いずれも石材が散乱する小円墳です。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
35号墳の先に登山道があり、道に墳丘が破壊された仮称36、37号墳が並んでいます。仮称36号墳は径9.2mの円墳で、石室が露出、長さ5.9m以上、幅1.1mの規模で、羨道部が道で破壊されています。仮称37号墳は径10mの円墳で、石室は登山道に破壊され、側壁が露出しています。登山道を超えた南側に仮称31号墳があり、石室が露出しています。長さ2.5m以上、幅1.8mの規模です。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
仮称37号墳から山側へ行くと39号墳があります。小型の横穴式石室が完存しています。長さ3.2m以上、幅1.1mの無袖式で、羨道は埋まっています。その奧に仮称40号墳があります。横穴式石室が露出、長さ6.3m、幅1m、羨道は埋まり、玄室天井が開口しています。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
仮称40号墳から一旦麓に戻り、1号墳のところから北へ進むと49、48、47、45、46号墳があります。いずれも半壊した小円墳で、石材が散乱。47号墳では天井石が露出しています。さらに奧に仮称50、51号墳があります。51号墳では、石材が露出しています。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|