滋賀県東近江市・上日吉古墳

12年ぶりに石室を移築復元


上日吉古墳(滋賀県東近江市建部北町) 移築復元2008年7月/東近江市埋蔵文化財センター

 上日吉古墳は、12年前に圃場整備に伴い発掘された方墳で、水田の下から横穴式石室の基底部が見つかりました。その後、石室の石材が長い間放置されていましたが、この夏、山路町の埋蔵文化財センター敷地内に、ようやく移築復元されました。しかも、センター職員による手作業での復元です。玄室長2.8m、幅1m、羨道長2m、幅0.8mの無袖式で床面には敷石が良好に残り、玄門部は閾石で区画しています。八世紀初めのしゃれた終末期古墳です。

石室正面より

奧から


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