複雑な造出しの構造が徐々に明らかに


■岡山県岡山市沢田「金蔵山古墳第2次」

 2016年3月5日 現地説明会/岡山市教育委員会

 金蔵山古墳は全長165mの大型前方後円墳で、造山古墳に先行する首長墓として重要です。昨年度の第1次調査で造り出し上面に二列の円筒埴輪列と葺石が出土しましたが、今年度の調査では造り出しの構造などが調査されました。その結果、西側造り出しの上面は礫が敷かれ、その周囲を円筒埴輪列、柵形埴輪が取り囲んでいたと考えられます。また、斜面には二段に葺石が残っており、山頂の傾斜面をうまく利用して構築しているようです。

後円部からくびれ部、左側の造り出し部にトレンチ1

造り出し上面の葺石と円筒埴輪列

造り出し裾の葺石、二段になっている

前方部の端部検出


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