岐阜県可児市東部の古墳


羽崎中洞横穴墓 【県史跡】

 可児市羽崎の日吉神社の西の南向き斜面にあります。玄室長4.7m、羨道長9.4m、玄室高2.9mの大型横穴墓です。作りつけの家型石棺が残っています。周辺には22基の横穴墓が確認されています。

玄室

作りつけの家形石棺

奥から外

周辺の横穴


羽崎日吉古墳

 可児市羽崎中洞754、上記日吉神社の本殿すぐ裏にあります。径11mの円墳で、背面カットが明瞭に残っています。横穴式石室は南に開口し、全長4.6m、玄室長2.8m、幅1.4mの両袖式で、天井石を失っていますが、凝灰岩の切石を積み上げた整美な終末期古墳です。床面には川原石を敷き詰めています。かつて家形石棺がありましたが、昭和50年に、可児市郷土資料館に展示するために、持ち出され、現在も展示されています。

石室正面

玄室

奥から外

右側壁


羽崎寺洞古墳群 【市史跡】

 可児市羽生ヶ丘三丁目の公園内にあります。羽生ヶ丘団地の造成で9基の古墳が調査され、うち1、2号墳が公園内に保存されていますが、ともに封土は失われ、石室の下側だけがフェンスの中に残されています。1号墳は径10mの円墳で、横穴式石室は4.5m以上、幅1.5mほどの大きさです。奥壁には鏡石を据え、床には礫が敷かれています。

石室正面

奧から

 2号墳は径10mの円墳で、横穴式石室は4.5m以上、幅1.5mほどの大きさで、やや胴張り状です。石材は小さく不揃いで、床には礫が敷かれています。六世紀後半頃の築造です。

石室正面

奧から


羽崎中央ヶ峰横穴墓群

 可児市羽生ヶ丘五丁目の公園内にあります。6号まであるらしいですが、現存何基なのか不明です。フェンスに囲まれていますが、目視できるのは2基です。手前の横穴墓は見た所、保存状態は悪そうです。

フェンスで囲まれ近づけません

手前の横穴墓


不孝寺塚古墳 【県史跡】

 羽崎横穴墓の西200mの道路沿いにあります。径17mの円墳ですが、墳丘をかなり削られ、石室が露出しています。玄室長3.6m、幅2.6mで家型石棺が残っています。


秋葉神社古墳

 可児市 工業団地北側の秋葉神社裏の竹林にあります。径15mほどの円墳で、墳頂の祠も前に、怪しい石材が置かれています。

墳丘

石室材か?右上のは祠の石段


宮乃脇古墳群

 昭和49年に宮乃脇遺跡が調査され、古墳の基底部6基が発見されましたが、そのうち、2、3号墳が可児郷土歴史館に移築保存されています。2号墳(左)は玄室長2.7m、幅1.3m、羨道長1.7mで楕円形をしており、銀象眼のある直刀が出土しています。3号墳(右)は現存長2.3m、幅0.7mで棺台と思われる2列の石列が床に依存していました。共に小型の川原石を積み上げています。

2号墳

3号墳


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