香川県観音寺市(旧観音寺市)の古墳


興昌寺山1号墳

 市史跡。観音寺市八幡町二丁目7-2の興昌寺の裏山山頂にあります。中世に砦が築かれたときに墳丘がかなり削られてしまいましたが、径20mの円墳です。横穴式石室は羨道部分が崩壊していて、復元全長9m、玄室幅1.5m、高さ1.8mの両袖式で、左右側壁の石材に線刻で船、木の葉紋が描かれています。

石室

奧から

左側壁の船の線刻

左側壁の木の葉?の線刻

丸山古墳

 市史跡。観音寺市室本町西丸山691の丸山神社境内にあります。墳丘はかなり削られて石室が露出しています。主体部は割石で築かれた竪穴式石室で、内部に阿蘇熔結凝灰岩製のくり抜き式舟形石棺が納められていました。以前は石棺の一部が見えていたらしいですが、現在は石室が完全に土嚢で埋められて見ることはできません。

かなり破壊された墳丘

石室露出

鹿隈鑵子塚古墳

 観音寺市高屋町の七宝山配水池構内にあります。三豊平野を見下ろす財田川北岸の丘陵上に築かれた四世紀の古墳で、配水池の建設で発見されましたが、その時に半分が破壊されました。調査後、竪穴式石室が復元されています。板石を小口積みした1.5m×0.4mほどの細長い小石室で、成人女性の頭骨が見つかっています。他にも石室があったようです。見学には観音寺水道局の許可が必要です。

手前の石は墳丘の列石か?

復元された竪穴式石室

青塚古墳

 市史跡。市原町27-28、台地端部に築かれた中期の前方後円墳で、推定全長44m、周囲には周濠状に水田が残っています。現在後円部だけが残っていて、墳丘上に厳島神社が鎮座しています。埋葬施設は不明ですが、阿蘇熔結凝灰岩製の石棺の破片が出土しています。

 

母神鑵子塚古墳 【管理人推薦】

 市史跡。池之尻町の観音寺市総合運動公園内に保存されています。母神山の麓に築かれた径48m、二段築成の大型円墳で、幅10mの周濠が巡ります。横穴式石室は全長9.82m、幅2.55m、高さ3.2mの両袖式で、側壁を持ち送った非常に背の高い玄室です。説明板には複室構造と書かれていますが、現状ではよくわかりません。

墳丘。要塞化している

露出した前室

玄室奥壁

奧から

 運動公園駐車場の一画に、上母神8号墳の石室が2基、移築保存されています。双室墳ですが、基底部のみ残存していました。

 


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