鹿児島県鹿屋市
■岡崎古墳群
鹿屋市串良町岡崎、台地上に築かれた古墳群で、前方後円墳2基、円墳18基と地下式横穴墓数基からなります。道路沿いにある4号墳【県史跡】は径22mの円墳で周溝が巡っていましたが、現状は周囲をかなり削られています。五世紀前半の築造で、周溝の下から地下式横穴墓が3基見つかりました。
4号墳の南300mの民家横に10〜14号墳が密集しています。いずれも小円墳で、10号墳は径6.7m、11号墳は径6m、12号墳は径7m、13号墳は径5.5m、14号墳は径5.4mの大きさです。11、14号墳は民家のために半壊しています。いずれも未調査です。
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台地の東下、県道73号線そばから事代主神社へ登っていく石段があり、登ったところにある社殿の右のほうに15号墳【県史跡】があります。全長22.5m、後円部径21m、前方部幅9.4mの帆立貝式古墳ですが、墳丘がほとんど残って居ません。墳頂に箱式石棺が露出しています。最近まで円墳と考えられていて、くびれ部両側に地下式横穴墓が存在していました。翡翠製勾玉や長方板革綴短甲など豊富な副葬品が出土しています。
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15号墳から北へ進むと、竹林の中に18号墳があります。径20mの円墳で周溝が巡ります。ここでも周溝の下から地下式横穴墓が4基見つかっています。
竹林の一番奥に19、20号墳があります。19号墳は径10mほどの円墳です。20号墳【市史跡】は最近まで20、21号墳の2基の円墳とされていましたが、現在は全長40mの1基の前方後円墳であると考えられています。岡崎古墳群の中では最古の古墳と思われます。
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鹿屋市吾平町上名、吾平中学校の南方1kmの県道沿いに説明板が立っています。平成8年に発見され、出土した大刀に心葉形の銀象嵌が施されていたため注目されました。六世紀末頃の築造で、現在は埋め戻されています。
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