群馬県甘楽町・下仁田町の古墳


笹森稲荷古墳 【管理人推薦】

 県史跡。甘楽町福島1350の笹森稲荷神社境内にあります。全長100m、後円部径60mの前方後円墳で、墳丘上には社殿が建っています。北側には二重周濠の痕跡が残っています。後円部に南向きに大型の横穴式石室が開口、全長16m、玄室長7.2m、幅2.4m、高さ2.5m、羨道長8.8m、幅1〜1.45m、高さ0.7〜1.7mの両袖式で、全長では県内二位の規模です。羨道はかなり狭長で、入口から奧へ向かって床面が下っていて、途中でマグサ石が張り出しています。石室は普段は施錠されていて、毎年三月第二日曜日の例大祭の日に有料で公開されます(遠征日程は、この日を狙って決めました。露店が賑やかです)。六世紀後半の築造です。

石室開口部、普段は施錠

狭長な羨道、途中マグサ石が張り出している

玄室奥壁、巨石二段積み

奧から、袖石はない

金毘羅山古墳

 甘楽町小川、笹森稲荷神社の南西300m、富岡市との境近くの集落内にあります。径20mほどの円墳で、薮の中に横穴式石室が開口しています。入口には扉がありますが、土砂に埋もれて開きません。内部の保存状態は良さそうで、玄室がL字になっているそうです。

石室開口部

石室内部

福島町53号墳

 甘楽町福島287、上信電鉄上州福島駅の北東300mの県道197号線沿いにあり、墳丘は失われて、横穴式石室の石材が完全に露出しています。内部は小規模ですが、天井石は巨石を使用していて、玄室部分は原型を留めていそうです。

 

善慶寺古墳群

 甘楽町善慶寺の集落内に分布する群集墳です。県道193号線そばにある木塚古墳は、墳丘は大きく削られ、上に神社が建っています。南に開口する横穴式石室は、右片袖式で、小型ながら比較的良く残されています。木塚古墳の西50mにある天神古墳は、墳丘、横穴式石室とも保存は良く、石室は玄室長4m、幅2m、高さ2.2mの両袖式で、物置に使うにはあまりにももったいなさ過ぎます。

木塚古墳、神社の下に石室開口

木塚古墳石室内部

天神古墳

天神古墳石室奧から袖部


大塚古墳

 下仁田町馬山、只川橋から集落内の道路を東へ250m進んだ民家の裏庭にあります。径14mほどの円墳で、横穴式石室が開口しています。羨道は約1mほど、玄室も奥行き3m、幅1.5mほどの規模ですが、そのわりに高さが3m近くあります。両袖式ですが、ほとんど右方袖式に近く、前壁の石の積み方もなんだか不安定です。入口天井石に謎の紋様が刻まれていますが、後世の信仰に関係するものかと思います。

石室正面

玄室奥壁

奧から

入口天井石の紋様


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