京都府綾部市・加迫古墳群

横穴式石室を一挙に5基検出


●京都府綾部市西神宮寺町加迫3番地2 加迫古墳群

●2007年4月1日 現地説明会/綾部市教育委員会

 綾部盆地は、由良川を境にして南北に分かれていますが、市内の古墳はほとんど北側に分布し、南側は古墳の空白区でした。今回、宅地造成に伴う調査で、市街地に隣接した丘陵上にある加迫神社隣りの山林内の古墳6基を調査した結果、5基の横穴式石室を検出しました。特に、保存状態が最も良い3号墳は、市内でも最大級の石室で、その周りを囲むように小古墳が並んでいます。5号墳は、古墳ではありませんでした。

1号墳、径8mの円墳、石室は5.7m×1.2mの無袖式

2号墳、径12mの円墳、石室は7.3m×1.3mの無袖式

3号墳、径14mの円墳で、玄室床面には石敷が完存

3号墳、玄室4.3m×2m、羨道2.4m×1.1mの両袖式

4号墳、径12mの円墳、石室は5.6m×1.2mの無袖式

6号墳、径13mの円墳、石室は全長6.3mの両袖式


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