福岡県春日市の古墳


日拝塚古墳

 

 国史跡。春日市下白水南6-208、春日西小学校の西400mの住宅地の中にあり、公園化されています。全長41.2m、後円部径22m、前方部幅34mの前方後円墳です。段築が明瞭に残り、周溝は石室前に陸橋を設けていました。主体部は後円部中央にある大型の横穴式石室で、南西に開口。玄室長3.6m、幅2.6m、高さ4m、羨道長4.8m、幅1m、高さ1.5mの両袖式で、奥壁寄りにかつては屍床があったとされてますが、現在は残って居ません。昭和四年に盗掘され、装身具、武具類、馬具類、須恵器多数などの豊富な副葬品が出土し、東京国立博物館に保管されています。2005年の福岡西方沖地震で石室が危険な状態となりましたが、その後、修復されました。前方部の発達した六世紀前半の典型的な後期前方後円墳です。

石室正面、入口は普段施錠

石室内部


竹ヶ本古墳

 

 市史跡。春日市弥生6-2、春日中学校東側の住宅地内にあります。全長26m、後円部径12mの前方後円墳で、前方部先端が少し削られています。後円部に石材が露出しているらしいですが、主体部は未調査のため、不明です。現在、墳丘には立ち入りができません。すぐ北側に赤井手古墳があります。

赤井手古墳

 市史跡。春日市弥生7-67、竹ヶ本古墳の100m北にあります。径30mの円墳で、発掘調査で全長4mの横穴式石室が見つかっています。


御陵古墳

 春日市須玖北九丁目、国道202号線と県道505号交差点の南100mにあり、福岡市南区との境界線上に位置します。現状で長さ30mの小さな前方後円墳ですが、墳丘はかなり失われて、発掘調査でも盛り土がほとんど確認されて居ません。現在は市街地の真ん中に埋もれてしまっていますが、本来は那珂川を見下ろす位置に築かれた市内でも最古級の古墳です。前方部に、スカイトレッカーさんが発見した謎の木の葉紋線刻石材があります。

向こうに見えるのは福岡都市高速の高架

謎の線刻石材、信仰の対象か?


下白水大塚古墳

 市史跡。春日市下白水北五丁目、福岡女学院の南の住宅地の中にあります。推定全長47mの前方後円墳で、発掘調査で周溝と石室の一部が見つかっています。かつては墓地として利用されていたため、保存状態は良くありません。

道路で削られた前方部端、

後円部から前方部


須玖岡本遺跡

 

 国史跡。春日市岡本、遺跡の主要部分は奴国の丘歴史公園内に保存されています。魏志東夷伝に記された奴国の中心地と思われる遺跡で、弥生時代の王墓と考えられる甕棺墓や、その他の甕棺墓群が見学できます。王墓はその他の甕棺墓群とは離れた場所に築かれ、中国鏡やガラス璧など王墓に相応しい副葬品が多数出土。甕棺の上には巨大な上石が置かれていました。甕棺墓群は二ヶ所の覆屋で発掘状態のままで保存されています。

王墓の上石

甕棺墓群


<ホームへ戻る>

 

inserted by FC2 system