愛知県春日井市の古墳


高御堂古墳

 春日井市指定史跡。春日井市堀ノ内町の県道75号線堀ノ内交差点にあります。市内唯一の前方後方墳で、全長63m、後方部幅36m、墳丘の保存状態は良好で、小牧市の宇都宮古墳と非常に良く似ています。発掘調査で周濠が確認されています。出土品がほとんどなく築造時期は不明ですが五世紀初め頃と考えられます。

 

八事神明社古墳

 春日井駅の西500mの街中、春日井市八事町の神明社境内にあり、墳丘の上に社殿が建っています。詳細はよくわかりません。

 

大久手古墳

 元々は春日井市外之原町(現在は石尾台)の標高155mの丘陵上にありましたが、高蔵寺ニュータウンの建設に伴い、現在は玉川小学校のプール横に移築保存されています。墳丘は不明ですが、小型の石槨が良好に残っていました。東西58cm、南北72cm、高さ50cmの内法で、各壁は1〜2石、天井と床面は一枚石で構成されています。内部から人骨と須恵器が出土し、八世紀後半〜九世紀初頭の築造と見られます。奈良時代まで継続された古墳文化の最後の姿と言えます。

親王塚古墳

 春日井市大留町の神明神社境内にあります。径15mの円墳で小型の石材を積み上げた持ち送りの急な横穴式石室を主体部としています。全長4m、幅1.6m、高さ1.8mで六世紀末頃の築造です。

天王山古墳

 親王塚古墳の東100m、庄内川の自然堤防上に築かれた径28mの円墳です。主体部は不明ですが、二重口縁壷などが出土しており、四世紀の前期古墳と見られています。

 

気噴7号墳

 天王山古墳の東1km、春日井市気噴町の住宅地の中にある山本公園に現地保存されています。庄内川の段丘上に築かれた径12mの円墳で、範囲確認調査で、横穴式石室の存在が確認されましたが、内部までは調査されず、現在は埋め戻されています。

 

大留荒子古墳

 春日井市大留町1丁目の川沿いに大留荒子公園として復元移築されています。径12mの円墳で、七世紀前半の築造です。横穴式石室は全長6mで庄内川の川原石を積み上げています。

高蔵寺3号墳

 春日井市の中央本線高蔵寺駅近くの住宅街(高蔵寺町六丁目)の中に保存されています。径15mの円墳で石室は全長6.7m、玄室長2.8m、幅1.5m、一見完存してるように見えますが、一部復元されています。七世紀初頭の築造で、比較的大きな石材を用いています。

高蔵寺5号墳

 3号墳から県道を東へ2km進み、玉野町の南側の広い圃場のほぼ中央付近に石材が露出しています。墳丘はほとんど流失、石室も上部が失われていますが、細長い胴張状の玄室のようです。

廻間(はざま)1号墳

 春日井市廻間町の岩船神社の本殿裏にあります。径16mの円墳で玄室長4.2m、幅1.5m、七世紀前半の築造です。

廻間7号墳

 1号墳の北東500m、みろくの森散策路沿いにあります。径20mの円墳で、斜面のカットも良く残っていますが、道路でかなり墳丘が削られています。石室全長7m、七世紀前半の築造です。

味美古墳群 【管理人推薦】

 春日井市味美の二子山公園内に3基の古墳が保存されています。二子山古墳は国史跡で全長95mの前方後円墳、断夫山古墳と相似形の墳丘で、盾形周濠もほぼ完存しています。六世紀初頭頃の築造です。白山神社古墳は全長86mの前方後円墳で、墳丘上に神社の社殿が立てられていますが、周濠は一部庭園化している以外は良く残っています。お旅所古墳は径31mの円墳で五世紀末頃の築造です。

味美二子山古墳の前方部隅、周濠も保存状態が良い

白山神社古墳

春日山古墳

 味美古墳群の一つで、二子山公園の西300mにあり、春日山公園として保存されています。古墳群の中では最後に築かれた全長72m、後円部径36mの前方後円墳で、六世紀後半の築造です。主体部は不明ですが、横穴式石室と考えられています。

北側より、左が後円部

墳丘上、奥側が後円部


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