鹿児島県肝付町


塚崎古墳群 【国史跡】

 

 肝付町野崎塚崎、役場の東3kmの丘陵上、古墳群の真ん中を県道539号線が通り、道沿いに大きな説明板があります。また、隣接して歴史民俗資料館があります。現在前方後円墳5基、円墳39基、地下式横穴墓18基からなりますが、多くの資料では前方後円墳が4基とされています。塚崎集落の南端近くに1号墳があり墳丘上に天然記念物「塚崎の大クス」が生えています。径15mの円墳で、埋葬施設は多分、大クスの下に埋まっていると思われるので、木が枯れるまでは調査はできないでしょうね。ここから北の竹薮の中へ散策路があり、県道までの間に2〜10号墳が並んでいます。

1号墳、墳丘上に天然記念物「塚崎の大クス」が生える

2号墳

3号墳

4号墳

5号墳

6号墳

 8号墳は径24mの大型円墳です。県道沿いにある10号墳は全長39.5m、後円部径23mの前方後円墳です。葺石はありません。台地の東縁辺部に築かれています。

7号墳、小円墳

8号墳、径24mの大きな円墳

9号墳、小円墳

10号墳、前方後円墳

 10号墳から切り通しになった県道539号線を挟んで北側に11号墳があります。全長56mの前方後円墳で、葺石があります。その北側には17、12〜15号墳の小円墳が並んでいます。

11号墳、前方後円墳

17号墳

12号墳

13号墳

14号墳

15号墳

 15号墳の北側にある16号墳は全長44.5m、後円部径26mの前方後円墳ですが、町道で墳丘が半分削られています。葺石があり、前方部が発達しています。さらに北側の林の中、台地の端に問題の5番目の前方後円墳があります。なぜか、名前がないので、とりあえず仮称44号墳としておきます。普通に見ても、前方後円墳ですが、墳丘が低いので、これまで認識されなかったのでしょうか?

16号墳、道路で半分削られている

仮称44号墳、5番目の前方後円墳

 集落内を南北に走る町道(16号墳を削っている道)を挟んで西側の丘陵上の農地の中に小円墳が密集しています。県道で南北に分断されていて、北側には18〜27号墳が並んでいます。

北端の18号墳

19号墳

20号墳

21号墳

22号墳

23号墳

 県道添いにある古墳群の説明板のすぐ北側に24〜27号墳があり、美しく現状保存されています。

 

24号墳

25号墳

26号墳

27号墳

 県道の南側には28〜32号墳がありますが、農地の中にわずかな高まりがある程度のものが多くなっています。

28号墳

29号墳

30号墳

31号墳

32号墳

 集落の南端近くの道沿いに39号墳(花牟礼古墳)があります。全長66.5m、後円部径33mの群中最大の前方後円墳です。そして、ここが日本最南端の前方後円墳なんだそうです。前方部の幅が狭く、古い墳形をしています。葺石も見られます。

 

日本最南端を示す標識

前方部から後円部

 39号墳(花牟礼古墳)から北へ尾根上を進むと、38〜36号墳が並んでいます。

38号墳

37号墳、墳丘がほとんどない

36号墳

 39号墳の南西にある小さな丘の上に42号墳、その南の畑の中に41号墳があります。

この丘の上に42号墳がある。

畑の中の41号墳、墳丘はまったくなし


軽石組合屋根形箱式石棺 【町指定文化財】

 塚崎古墳群に隣接する歴史民俗資料館に、軽石組合屋根形箱式石棺と呼ばれている石棺が展示されています。屋根形ということは家形ではないのか?と思ってしまいますが、肝付町前田町上之原の民家内から出土したそうです。1.9×0.28mの大きさで、丁寧に加工されており、内部は赤く塗られています。副葬品は蛇行剣1、刀子1、骨格器2、貝釧2で、六世紀頃のものです。

細長いので家形ではなく、屋根形?

巧みな加工と組合せ、内部は赤く塗られている


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