群馬県みどり市(旧笠懸町)・桐生市(旧新里村)の古墳


天神山3号墳

 みどり市旧笠懸村西鹿田の天神山麓の道路沿いにあります。道路工事で5基発見され、うち3号墳の竪穴式石槨が覆屋内に保存されています。石槨は2.13m×0.7mの規模で、西側の半分だけが残されています。六世紀中頃の古墳と見られます。

道路脇に保存されている

西半分だけが残っている


小林天神古墳

 桐生市史跡。桐生市旧新里村小林の中央小学校の敷地内にあります。径42mの円墳で周溝が巡りますが、墳丘は北側が道路で削られています。横穴式石室が開口していますが、本来の石室の周囲に石材が追加されているようです。また、内部も崩れていて、説明板の実測図と現状とがかなり違っています。全長6.4m、玄室長3.6mの無袖式で、開口部は狭く、小学生が冒険で潜り込むにはちょうどいい感じです。

古墳の現状

石室正面、上の石材は本来のものかは疑問

石室内部

中塚古墳 【管理人推薦】

 県史跡。桐生市旧新里村新川久保井2592、桐生市役所新里支所の北東500mの台地上にあります。径38mの円墳で、周溝が巡ります。安山岩の截石切組積の整美な横穴式石室が南に開口、全長7.67m、玄室長4.2m、幅1.8m、羨道長3.1m、幅1.3mの両袖式で、羨門、玄門を備えています。石室の設計は見事なのですが、適当な石材が揃わなかったのか、小さな石材を巧みに組み合わせて構築しています。これを優れた加工技術と見るか、ごまかしと見るか、評価が分かれるところですね。石材の一部に赤色顔料が残っています。

石室正面

羨道

玄室奥壁

玄室奥から玄門方向

長者塚古墳 【管理人推薦】

 市史跡。桐生市旧新里村関194、国道353号線から北へ果樹園の中の農道を登っていった道路脇にありますが、場所が大変わかりにくいです。径20mの円墳ですが、封土は崩れ、横穴式石室も半壊状態で露出しています。全長6.5m、玄室長3.1m、幅1.9m、高さ1.8mの両袖式で、内部はかなり埋まり、天井石もかなり失われています。安山岩の截石切組積で、構造が中塚古墳と共通するものがあり、おそらく同じ工人集団によるものでしょう。七世紀末の築造と思われます。 

石室の現状

玄室

玄室奥から玄門部

玄室側壁の石積み


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