岩手県北上市江釣子古墳群・八幡支群、猫谷地支群
■江釣子古墳群 【国史跡】
北上市上江釣子ほか。和賀川北岸の広い範囲に分布する末期古墳群で、東から八幡支群、猫谷地支群、五条丸支群、長沼支群の四支群に分かれ、合計130基以上からなります。
◆八幡支群
北上市北鬼柳の八幡神社背後の林の中にあり、現在周辺は「えづりこ古墳公園」として整備されています。12基存在しましたが、現存8基で、いずれも径5〜8mの小円墳です。神社社殿から東のほうへ遊歩道を進むと、道沿いに3号墳があります。さらに北へ進むと1、2号墳が並んでいて、1号墳には川原石が一部露出しています。積み石塚かも知れません。
|
|
|
八幡神社から林の奧へ遊歩道を進むと、仮称6、4、仮称7、5号墳があります。いずれも低い小円墳で、川原石が集積しており、積み石塚と思われます。
|
|
|
|
◆猫谷地支群
八幡支群の西、東北自動車道の手前の林の中に猫谷地支群があります。20基の小円墳からなり、主体部は川原石を積み上げた石室です。支群のほぼ中央の道路沿いに18号墳があります。その北西の1号墳は最も良好に石室が残っていましたが、東日本大震災の影響で現在は埋め戻されています。すぐ西には3号墳があります。
|
|
|
1号墳を中心として、北から東の林の中に4〜9号墳があります。いずれも小円墳で、川原石が露出していますが、4号墳だけは薮に埋もれています。
|
|
|
|
|
|
3号墳の西側、東北自動車道の手前のエリアには2、10〜14号墳がありますが、一部道路で破壊されています。
|
|
|
|
|
|
小さな道路を挟んで東側、18号墳の向かいに15〜17号墳があります。いずれも残骸状態です。17号墳は標識もないので、不確定です。
|
|
|