岐阜県関市・小洞遺跡

最悪の立地、でも奇跡的に残りました!


●岐阜県関市広見 小洞遺跡

●2006年11月25日 現地説明会/岐阜県教育文化財団文化財保護センター

 県営ふるさと農道緊急整備事業に伴う調査で、弥生時代末の方形周溝墓1、古墳前期の方墳1、後期の円墳1、鎌倉〜室町の中世墓12が見つかりました。現地は、山の北側の急斜面で、日当たりも悪く、現在まで残されていたのが、奇跡的なくらいです。方墳は、背面の周溝、葺石と土師器が見つかっています。円墳は、後期には珍しく、木棺直葬の主体部が2基並んでいました。近くから祭祀用の須恵器がまとまって見つかりました。

円墳、手前に外護列石が残る

円墳の主体部、木棺直葬の跡が2基並ぶ

前期の方墳跡、墳丘はほとんど流失

中世墓、骨壷などが良好な状態で出土


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